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ブックマーク / koheko.hatenadiary.org (6)

  • 休日に会社からの電話に怯える彼女を見て思う - 諏訪耕平の研究メモ

    彼女は最近休みになると電話に怯えている。会社からかかってくるからだ。かかってきたとき,彼女の表情は一変し,真剣な面持ちになる。そして電話に出た後の彼女は打って変わって饒舌で笑顔だ。いかにも楽しそうに電話を終わらせた後,彼女はため息をついてベッドに倒れこむ。 この休みは,そんな電話が1日7件鳴った。1度は,僕とカラオケに行っている時だった。楽しく歌っていたが,電話が鳴ったことに気付いた彼女の表情は凍りつき,携帯を手に部屋を出て行った。そして15分間戻ってこなかった。僕は歌を続ける気にもなれず,その間携帯をいじっていた。 戻ってきた彼女は固い表情をしていた。そして,僕が「・・・歌う?」と言うと,彼女は泣き始めた。「ごめんね」。彼女は言った。「忙しすぎる・・・」。そう言って彼女はまた泣き始めた。とてもカラオケを続けられる状況ではない。と言ってすぐ出るのも違うと感じた僕はただ彼女の気持ちがおさまる

    休日に会社からの電話に怯える彼女を見て思う - 諏訪耕平の研究メモ
  • 道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ

    サイゼリヤ事に行ったら隣に女子高生3人組がいた。勿論盗み聞きなどする気はなかったし、する必要もなかったのだが、聞くとはなしに内容が聞こえてきてしまった。何せ、視界に入るあらゆるものにケチをつけまくるのである。基的には窓の外を見ながら、ちょっと変わったTシャツを着ている人を見つければ、「見て見て、あのTシャツありえなくね?(笑)」。はげてる人を見つければ、「はげ発見!(笑)」。少し変わった服装の女性を見つければ、「あの人時代逆行してね?(笑)」と、とにかく否定しまくる。見た目はごく普通の、髪を染めるなどもしていない女の子3人だったので(別にギャルならさもありなんと言うわけでもないが)、少し意外な思いをしていた。 ちょっと焦ったのは、すぐ近くの男性1人の席にステーキが運ばれてきたときのこと、サイゼリヤに行ったことのある人なら分かるかもしれないが、ある種類のステーキを頼むと、ジュウジュウと

    道行く人を皆馬鹿にする女子高生3人組を見ながら思ったこと - 諏訪耕平の研究メモ
  • 「居場所」で苦労しないような環境こそ自分の最適な居場所たりうる - 諏訪耕平の研究メモ

    「居場所」ということについてずっと考えてきて,薄々気付いてたんですが,最近,これは認めないと駄目かなと思うようになったことがあります。それは, 「その世界でトップをとるような人間は,最初から輝いている」 ということ。逆に言えば, 「最初駄目で,努力で上を目指していっても,トップにはなりづらい」 ということですね。これには,反対意見多数だと思うので,ぼちぼち,僕がなぜそう思うようになるに至ったかを説明していってみようと思います。 「居場所」について研究してきた僕の最近の関心は,「居場所の獲得の仕方」ということです。これには結構色々思うところがあって,それを論文に盛り込んでみたりもしたんですが,どうも受けが悪い。僕としてはかなり事例を詳細に分析してのそこそこ自信のある仮説だったりしたので,なんで受けないんだろうと思ってたんですけど,そのうち,批判してくる人たちに共通する意見があることに気が付い

    「居場所」で苦労しないような環境こそ自分の最適な居場所たりうる - 諏訪耕平の研究メモ
  • 「社会の論理」を持ち込む人々 - 諏訪耕平の研究メモ

    「ゼミを何とか改善したい」みたいなことをここのところ結構主張してきて、それはそれなりに賛同を得られるようになってきていた。どの集団にもいいところと悪いところがあるだろうと思う。うちのゼミは、活発な議論が行われるところや、上から研究テーマを強制されることはないといったところは長所だと思うが、できの良くない発表をしてしまうと参加者(主に教授や先輩)から袋叩きにあうことがあって、それが原因でゼミと距離を置く学生が毎年数名出るといったところは短所だと思って、改善を志してきた。 勿論研究を目的に集まっている集団なので、研究ができない人間の居心地が悪いのは仕方ないことだと思うけど、一応教育機関なので、「駄目なやつは切り捨て」みたいなことが許されるのかどうかについては議論があっていいと思う。できないからこそできるようになりたくて院の門を叩くという場合もあるだろうし。最初からできる人間を欲しがるのは研究所

    「社会の論理」を持ち込む人々 - 諏訪耕平の研究メモ
  • コミュニケーションツールの長所と短所を把握し,コミュニケーションを慎重に進める方法を探る - 諏訪耕平の研究メモ

    後輩の卒論の手伝いでノンバーバルコミュニケーションについて少し勉強したとき,「あ,ネットの問題点はこれだ」と思った。既に指摘されているだろうけど一応メモ。つまり,ネットにはノンバーバルコミュニケーションがない。だから誤解が生じやすい。現代人のコミュニケーションツールを列挙してみると,ネット,メール,電話,対面といったあたりが多いところだと思うけど,これをノンバーバルの量で並べてみるとこうなる。 対面>電話>メール=ネット 対面は基的には全部揃ってる。電話は,そこから視覚情報が落ちる。じゃあテレビ電話は?と思ったけど体面とテレビ電話はイコールではないよなあ。皮膚感覚は間違いないところだと思うがそうそう相手に触ることもないし,空気とかになるのかなあ。あるいは,まあ今のところ情報量は桁違いだよね。画素数的な部分で。 メールはさらに,聴覚情報が抜け落ちる。ネットも条件は同じなんだけどそこに匿名性

    コミュニケーションツールの長所と短所を把握し,コミュニケーションを慎重に進める方法を探る - 諏訪耕平の研究メモ
  • 怒るメリットって何かあるんだろうか - 諏訪耕平の研究メモ

    http://blog.goo.ne.jp/mmatu1964/e/e940a0939fa046403c5a2fe8721e05c9 人間の生理現象というようなものを考えるとき,腹を立てる,怒るといった行動にどんなメリットがあるのかがよく分からないのです。聖書にそういう記述が多いというのは聞いたことがあって,それに対して,田中芳樹さんだったかな,「悪に対して腹を立てないというのは人間らしくない」というようなことを書いておられたのは印象的だったんですが,どうも,腹を立てる以外の抗議手段は存在するんじゃないかと思ってしまいます。それは多分,怒るという行為が冷静さと逆にあるというイメージがあるからなんでしょうね。現代は,常に冷静でなけれなならないという思想は強く支持されているように思います。一方で,こういうことを書きながら,しかし,怒りが時代を動かしてきたという部分もあるのかなと思いました。確か

    怒るメリットって何かあるんだろうか - 諏訪耕平の研究メモ
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