2012年04月08日 ●原発がなくても電気は足りる・関電の電力需給予測は不真面目だ● (9) カテゴリ:カテゴリ未分類 野田政権は停止中の原発を再稼働させる条件となる安全対策の暫定基準を、わずか二日の密室協議のお手盛りで決定。焦点の福井県大飯原発を管理する関西電力は週明け早々にも、同暫定基準が求める中長期にわたる安全対策の実施計画を提出するとしており、政権はこれが提出されるのを受けて大飯原発の安全を宣言し再稼働を強行する構えだ。 まあ、絵に描いたような茶番劇と評するほかない。もともとは、ストレステストなる机上計算で停止中の原発を再稼働させようと目論んでいたのだが、それが国民的な批判で不可能になったため、苦肉の策として新たな言い訳材料となる暫定基準の設定を思いつき、現状ですんなりクリアできる「基準」を泥縄で作ったというのが実情だ。こんな茶番で安全が確保されたと思うノー天気が世の中にどれほど