新富士の飛行場に、「飛行機の神様」と呼ばれる“92歳の現役日本人パイロット”がいる。その名も高橋淳氏。パイロット歴はなんと70年、現在までの飛行時間は2万5000時間を超える。世界最高齢パイロットとして、昨年ギネスにも認定された。 すごいのは年齢だけじゃない。類まれなる飛行技術を持ち、専門の小型機をはじめとして、50種類以上の飛行機を乗りこなす。前方を飛ぶ飛行機の隣にピタリとつけて並走するなど、プロも唸る華麗な操縦テクニックは90歳を超えた今でも健在で、その高い技術にプロ・アマ問わず教えを乞う人が後を絶たない。自衛隊にも何度も呼ばれ、講演をしているそうだ。 どうしたら90歳を超えてもなお、第一線で活躍し続けることができるのか。「飛行機の神様」高橋氏に話を聞いた。 せっかく生まれてきたんだから、僕は死ぬまで進歩したい 僕はね、鳥みたいに飛べるようになるのが目標なんだよ。若い人からは「飛行機の