今月17日に施行された改正臓器移植法で臓器を親族に優先的に提供できるようになったのにともない、日本臓器移植ネットワークのホームページを通じて優先提供の意思を示した人が、24日までの10日間で約2700人に達した。 厚生労働省が25日、発表した。予想よりも多いペースだという。 臓器提供の意思表示は、当初の意思表示カードに加えて、2007年にはホームページでもできるようになった。ホームページでは、親族への優先提供を希望できる項目を、今月15日から加えた。 厚労省によると、15〜24日に約700人がホームページで新規登録し、そのうち約170人が優先提供を希望した。また、すでに登録している約5万3400人のうち、約2500人が優先提供を追加した。 厚労省臓器移植対策室は、「優先提供制度を通じて、臓器移植全体の普及につなげるようPRしていきたい」としている。