このドレスの色。あなたならどっちに見えますか――。「青と黒」? それとも「白と金」?ちょっと前に英国人女性がブログに投稿して話題になった有名な画像。ドレスの色が人によって「青と黒」か「白と金」かに分かれる不思議な現象が起きることから、世界中で大きな議論を巻き起こした。世界を駆け巡った「ドレスの色」論争ある人は「青と黒」に見えるし、別な人は「白と金」に見える。中には、「どちらにも見える」と
by Melanie Bellgardt 一般的に人は100万色を識別しますが、世の中にはその100倍である、1億もの色を識別する「4色型色覚」を持つ人が存在すると考えられています。一説によると女性の12%が4色型色覚を持っているとも言われていますが、なぜ女性だけが4色型色覚を持っているのか、そして4色型色覚が現れるのはなぜなのか、the neurosphereが解説しています。 The mystery of tetrachromacy: If 12% of women have four cone types in their eyes, why do so few of them actually see more colours? – the neurosphere https://theneurospherecom.wordpress.com/2015/12/17/the-myst
by Vasundhara Srinivas ヒトは色情報を伝えるために独立した3つのチャンネルを持つ3色型色覚ですが、シャコはこれの4倍にあたる12色型色覚となっています。シャコがどのように世界を認識しているのかは長年の研究対象ですが、新たに、その仕組みの一部が発表されました。 The reniform body: An integrative lateral protocerebral neuropil complex of Eumalacostraca identified in Stomatopoda and Brachyura - Thoen - - Journal of Comparative Neurology - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cne.24788 Ho
ピンク(英語: pink)は赤と白を混ぜて出来る色の一つ。しばしば明るい赤と表現されるが、より正確には明度が高く彩度の低い赤である。ピンクは濃淡によってさまざまなバリエーションが存在する。 概要[編集] 英語の pink は、元来ナデシコの意であり[1]、シェークスピアの時代にはまだ色名としての用法はなかったとされる。後に、ナデシコの花の色を指してpink、すなわち「なでしこ色」と呼ぶようになった。 また、英語以外の多くのヨーロッパの言語では、ピンク色を指すのにバラを意味する語やその派生語を使い、いわば「ばら色」という言い方をする。 日本語では英語を借りて「ピンク」「ピンク色」と呼ぶのが一般的だが、モモの花に見立てた「桃色」の名もある。ほかに「撫子色」(なでしこいろ)、「石竹色」(せきちくいろ)などナデシコに由来する和色名もあるが、これらが英語pinkの同義語として扱われてきた実績がとくに
色には意味がある。たとえば日本では、603年に聖徳太子が「冠位十二階」を設けたが、濃紫の冠をかぶることが許されたのは最高位の大臣や官吏だけだ。紫色は高貴な人の象徴だった。 色は、見る人に特定の印象を与える。たとえば赤は生肉、血、火を連想させる。 黄色のスーツを着てオフィスに行こうとしたら「ダメだ」と言われたことがきっかけで、色のコード(色彩が持つ意味合い)に取り憑かれた文化ジャーナリストのポール・シンプソン『色のコードを読む』(フィルムアート社)は、なぜその色がそのような意味を持ち、印象を与えるのか、人類は色をどのように扱い、理論化してきたのかを、生理学から歴史までを横断しながら教えてくれる。 ある色に対して生物としての人間が生理的に感じるもの+社会的に構築された意味づけ 色のコードを決める大きな要素はふたつある。 ひとつめは、人類が生物として生き残るために蓄積されてきた好悪だ。たとえば緑
テラコッタはイタリア語の「terracotta」で、「焼いた土」という意味。ファッションでは、素焼きの焼き物のようなオレンジっぽい茶色、くすんだオレンジを指す。JIS色彩規格では「くすんだ黄みの赤」と規定されている。似ている「レンガ色」よりも色味が薄いため、「うすレンガ色」ともいわれる。 深みのある落ち着いた色で、秋冬シーズンに使われることが多いが、最近では夏服にも用いられている。ジャケットやニット、シャツ、ワンピースなどの衣服のほか、ネイルやメイクに取り入れる色としても人気。アースカラーやくすみカラーなど、深みのあるあたたかい色との相性が特によい。 テラコッタ(terra-cotta)の商品を見る こっくりとしたテラコッタカラーのニットは、チェック柄スカートと相性抜群。あたたかみのあるやさしい雰囲気で、秋にぜひ着ていただきたいコーディネートです。スカートも、ベージュなどのブラウン系でそろ
チャコールとは、「炭」「木炭」の意味。ファッションでは、炭のような、黒に近いグレー色を指す。「チャコールグレー」とも呼ばれており、JIS色彩規格では「紫みの暗い灰色」と定義されている。 落ち着きのあるかしこまった印象で、フォーマルスーツの色としても人気。「ブラック」よりも優しい雰囲気があり、普段着用ではスカートやニット、コート、パンツなど幅広いアイテムに用いられている。秋冬シーズンのルックに取り入れられることが多い。 チャコール(charcoal)の商品を見る ざっくりとしたVネックのトップスは、レースインナーとの重ね着コーデが楽しめるアイテム。スウェットのカジュアルさと、レースの甘さがちょうど良く、ちょっとしたお出かけ着におすすめです。ほどよく肌が透けて見えて、抜け感のある着こなしに。ゆるっとしたオーバーサイズのシルエットが、垢抜けた雰囲気を演出してくれます。カラー物ともマッチしやすいチ
少数色覚者にとって黄緑とオレンジは見分けづらい組み合わせの一つです。この記事のタイトル画像とかなかなか最悪です。 WEB、アプリや印刷物などのメディアではだいぶカラーユニバーサルデザインの考え方が浸透してきており、デザイナーも多様な色覚でも読み違えないように配慮してデザインすることが当たり前になってきていると思います。 Photoshopなどのグラフィックツールには簡単に少数色覚の見え方を確認できるプレビューモードがありますし、AdobeColorを使えば無料で少数色覚の人が混同しやすい色かどうかをすぐに確かめられます。https://color.adobe.com/ja/create/color-accessibility 少数色覚が見分けづらい色の組み合わせだと「-」が表示されるしかし、工業製品の世界では少数色覚にとって見分けづらい緑とオレンジの組み合わせのLEDインジケータ(表示)を
はじめに 数年前から「デザインの民主化」「非デザイナー向けの〇〇」といったワードをよく見るようになりました。それに伴い、デザイナー不在でも制作ができる便利なツールも増えてきましたね。 ReactなどのUI制作に便利なライブラリが広く使われたり、Canvasを使ってのバナー制作を行う人も増えてきた印象があります。 一方で「たくさんあるテンプレートから何を基準に選べば良いのか分からない」「アレンジしたけど、なんだか上手くいかない」という人もいるのではないでしょうか。 「非デザイナー~」シリーズでは「知っているとちょっと得するデザインTIPS」や「話のネタになるデザイン豆知識」をお伝えしていこうと思います。 今回のテーマ「色」と「特性」 今回は色の見え方、なかでも色覚特性について書いていこうと思います。 色覚特性はさまざまな理由から、多数派とは違う色の見え方・感じ方をする状態のことを言います。色
私が見ている赤は、他人にも同じような赤として認識されているのか? 私が赤と認識しているものは、別の人にとっては青である可能性はあるのか? これらは誰もが人生で一度は考える疑問だと言われており、古代から哲学者たちの頭を悩ませてきました。 個々の人が持つ主観的な感覚体験のことを「クオリア」と呼びますが、自分のクオリアと他人のクオリアが同じであるかどうかを証明することは困難だからです。 しかし米国のジョンズ・ホプキンス大学(JHU)で行われた研究により、私たちの網膜に存在する色覚細胞がどのような仕組みで生成されるか、またどんな比率で存在するかが確かめられ、この長年の哲学的疑問の答えとなり得る結果が得られました。 研究者たちは「正常な色覚を持つ人たちの間でも、同じリンゴに対して色が少し違って見える可能性がある」と述べています。 今回はまず実験の背景を解説しつつ、次ページ以降でクオリアに関連する発見
色の名前 花を見た時に「美しい薄紫」と色の名前が浮かんで色を感じとります。色の名前は、色を感じ、色を表し、色を伝える最も基本的で太古から人類が使ってきた手段です。 ただ、色の名前と、それに対応する色彩とを広がりをもたせながら対応させておかないと本来の機能を果たすことができません。そのために、異なった切り口でよく使われる100色を選んで色名と印刷色のチャートを作りました。 さらに、パソコン用カラースウォッチと基本色彩語を掲載しています。 色名樹 日本の慣用色名100 色名譜 外来語色名100 中国百色名譜 系統色名百色譜 NI配色用表色系 パソコンによるデザインのための配色用表色系 基本色彩語 色名の普遍性と進化 色名樹 日本の慣用色名100 色名は個々の民族の中で発生し、必要に応じて増加や消滅をしながら現代に至っています。 バーリンとケイというアメリカの人類学者が多くの言語を調べて色名のル
「緑の青葉」という表現が気になっていた人には興味深い発見です。 米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)で行われた研究によって、外国語を学ぶと色の解釈に変化が現れることが示されました。 欧米をはじめとした先進各国が使う言語では基本的な色(赤・青・緑など)を表現する単語が主に12個ほど存在しますが、孤立した地域の言語では、基本的な色用語が少ない場合があります。 たとえば南米のアマゾンに住むチネマ族では色を示す言葉は基本的に「黒・白・赤」だけであり、黄色・緑色・青色については限定的に使用されるのに留まっています。 そこで今回MITの研究者たちはこれらチネマ族の人々が多くの色表現を持つスペイン語を習得した場合に、色についてどのような概念のシフトを起こすかを調査しました。 今回はまず最初のページで言語が「青」や「緑」を獲得する過程を紹介し、次のページでは研究内容を解説したいと思います。 前半部分は
発光部の拡大図。+/-で示されるのが端子の極性。発光素子の乗っている側のリードがカソード(負極)の製品が多い。 発光ダイオード(はっこうダイオード、英語: light-emitting diode: LED)とは、ダイオードの1種で、順方向に電圧を加えた際に発光する半導体素子である。発光原理にはエレクトロルミネセンス (EL) 効果を利用している。また、有機エレクトロルミネッセンス(OLEDs[注 1]、有機EL)も分類上は、LEDに含まれる。 1962年にニック・ホロニアックによって発明された[4]。発明当時は、赤外線LEDと赤色LEDのみだった[5]。1972年にジョージ・クラフォード(英語版)によって黄緑色LEDが発明された。1986年には、赤﨑勇と天野浩により、青色LEDの発光結晶の窒化ガリウムが世界で初めて制作され、続いて1989年には青色LEDが発明された。この発明を利用し、豊
紫外線が見えることで、花の模様までわかる ミツバチは、花が持っているミツや花粉を食べて生きています。だから、生きていくためには、エサのある花を探さなければなりません。遠くから花を探すときに、ミツバチが頼りにしているのは、まず花の色です。 ミツバチも色が見えていることが、次の実験でわかっています。色のついた紙の上に砂糖水の入った皿を置いて、ミツバチに吸わせました。次に、同じ色の紙と灰色の紙を並べました。すると、ミツバチは色のついた紙の方に飛んでいったのです。つまり、エサのところの色を覚えていて、エサのあるなしを色で判断したのです。 ただ、ミツバチの色の見え方は、人とは少し違っています。人の場合、青、緑、黄色、オレンジ、赤などを見分けることができます。中でも赤、青、緑は光の三原色といわれる重要な色です。しかし、ミツバチには赤色がわからないのです。その代わりミツバチは、人が見ることのできない紫外
元々は灰色のフラミンゴ、なぜ成長するとピンクになる? Why Are Flamingos Pink? フラミンゴと言えば、ピンク色の身体がなによりの特徴ですが、実は元々は灰色であることをご存知でしょうか。つまり、生まれつきピンク色の鳥というわけではないのです。では、フラミンゴは一体いつからグレーの身体をピンクへと変えるのでしょうか? それには、彼らの餌が大きく影響しています。フラミンゴの主食は藻やエビ、二枚貝や甲殻類、それに軟体動物などです。そのうち、とくに藻やエビは、カロチノイドと言う赤みがかったオレンジ色の色素の割合が高い生物たちです。このカロチノイドが羽毛を育てるために蓄積されている脂肪と結びつき、徐々にピンク色になります。これは必ずしもフラミンゴだけに限ったことではありません。実は人間にも起こりうることなのです。 フラミンゴはもともと灰色 マイケル・アランダ氏:フラミンゴ、と聞いて
【連載その4】あらあら不思議(!)補色残像現象 ●左のぶどうをじーっと見つめた後で、 右の白い画面に目を移すと、どんな色のぶどうが見えてくるでしょう?● (画像をクリックして頂くと拡大します) 答え ●黄緑の心理補色である紫のぶどうが見える● (紫に色づけしてある葉の部分は、逆に黄緑に見えます) 解説 これはぜひ、実験して確かめてみてください! 最初に見ていた色の心理補色が、とってもキレイな残像として観察できます。 (透明感があるぼんやりとした色ですが、何となくぶどうの形をして見えると思います) 私たちの眼は、ある特定の色を長い時間見続けると、 その色の波長に対する感度が低くなります。 結果として逆の波長に対する感度が相対的に高くなり、 白い画面に目を移した時に「残像」として現れるのです。 外科医の手術着や手術室の壁の色は青緑系の色ですが、 これは、血液の赤を見続けることで、その残像である
【私たちは「色」を選択しながら生きている。しかし色彩は「意味」を持たざるを得ない。その最たるものがジェンダーとの固い結びつきである。多様性が求められる社会で色彩の呪縛から逃れる方法は】 蘆田 裕史(京都精華大准教授) 「色」の選択は「意味」を持つ 私たちは色を選びながら生きている。服や文房具、家具や家電、スマートフォンや車など、モノを買うときには色の選択がつきまとうことが少なくない。 だが、やっかいなことに、色を選ぶ行為はなんらかの意味を持ってしまう。より正確に言えば、色そのものがすでに意味を帯びており、それを選ぶことに意味が生じてしまうのである。 つまり、色の選択という私たちの行為はまったく自由なものではない。なかには「私がピンクを好きだからピンクを選んでいる」と考える人もいるかもしれないが、そのピンクという色にはすでに社会的・文化的な意味が付与されてしまっていることに注意をする必要があ
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