いろいろな健康法やダイエット法が流行っては廃れていく昨今。情報が多すぎて「何をどれだけ食べたらいいか」がわかりにくい時代。だからこそ、栄養の基本のキを押さえておきましょう。脂肪=「体に悪い」「太りそう」というイメージを持っていないだろうか。脂肪は1gあたり9kcalと高カロリーなので、確かに、とりすぎれば生活習慣病や肥満の原因になる。しかし、細胞膜やホルモンの材料となる重要な栄養素でもあるので
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、ということになる。食べ物、生活場所、育てられ方、教育、人間関係、などなど、多彩な環境要因をすべて知るということは不可能だ。 一方で、分子生物学の進歩は、遺伝情報というものを、遺伝素因といったあいまいな言い方ではなく、ゲノムという形で提示することが可能になった。DNAはA(アデニン)、C(シトシン)、G(グアニン)、T(チミン)という4つの塩基がつらなったものである。この4つの塩基が60億個ならんだものがゲノム、すなわち全遺伝情報だ。個人間における遺伝情報の違いは、わずか0.1%ほどにしかすぎない。しかし、その違いが、背の高さ、眼の色、顔立ち、知能、ある病気への罹りやすさ、そして運動能力など、さまざまな形質に影響をあたえるのだ。 もちろん、それぞれの形質によって遺伝素因
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