エロマンガ島(エロマンガとう; 英: Erromango)は、南太平洋、バヌアツのタフェア州の島。ニューヘブリディーズ諸島の一つで、タフェア州最大の島である。 エロマンゴ島[2]、あるいはイロマンゴ島[3]とも表記される。その名称が「エロ漫画」(成人向け漫画)を連想させることから、日本では特に珍地名の一つとして紹介されることがある[4]。 エロマンガ島の地図 島の中心部に標高 837 mの火山がある小島で、周囲は珊瑚礁に覆われている。面積 887 km2、人口は2016年の国勢調査では2,109人[1]。主要な産業は牧畜業・農業で、肉牛を飼う大きな牧場が広がっている。西側のディロン湾に好錨地を持つ[5]。かつては全体が密林に覆われ上質な白檀が取れたが、乱伐によって現在はほとんど森がなくなり、白檀も取れなくなった。 人類の定住がイロマンゴ島において始まったのは約3000年前と考えられており、