『グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち』アンドリュー・キーン著、田中じゅん訳を読み終わりました。 Web1.0時代のインサイダーによるWeb2.0批判の本。 Web2.0は、2004年9月に開催された「FOO(Friends Of O'Reilly)キャンプ」から始まったというエピソードの紹介は興味深かったです。ビジョナリーに、というよりも新しい技術に高い興味を持つ人の集まりは面白そう。 この本の主張をまとめると次の通り。 大量のアマチュアが発信する情報がプロの情報を駆逐する 大多数のごく平均的なユーザーがデータを盗むことで、プロの仕事と収入を壊滅させる 無学歴・無職・無経験で時間が余っている若者によって、時間と費用をかけて高度なトレーニングをしたプロの価値が貶められている。 ロングテール商品の40〜5