タグ

ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (2)

  • 『社会学入門・中級編』の予告を兼ねて - shinichiroinaba's blog

    shinichiroinaba.hatenablog.com の続きとして。 『社会学はどこから来てどこへ行くのか』は「「社会学は地味な学問なんだから地味にやろうよ」というメッセージを派手にやっているという変な」である、と先に述べた。「地味なことが大事だ」と主張する派手な、というのは要するに言行不一致の恐れがあるわけで、その分隙があれば責められるのは仕方がない。その辺を考えたうえで、書の背景というかコンテクストについて、個人的な感想を述べておこう。 『どこどこ』は基的には岸と北田のイチャイチャであり、筒井と稲葉はゲストという以上のものではない(にもかかわらず応分の印税をいただいていることには感謝の言葉もない)のだが、そのことによって書についての責任をまぬかれようというわけではもちろんない。というのは、書に至る二人の議論の形成において拙著『社会学入門』もそれなりの影響を与えてい

    『社会学入門・中級編』の予告を兼ねて - shinichiroinaba's blog
  • 稲葉振一郎『理論社会学入門講義(仮)』6月刊行を目指して作業中につき - shinichiroinaba's blog

    さわりを公開します。 前回、19世紀末から20世紀初頭において成熟した「社会学」という学問は、一言でいえば「社会的に共有される形式と、その変容可能性についての学問」である、とまとめました。こういう発想による理論社会学のプロジェクトの頂点が、20世紀中葉のアメリカ合衆国の社会学者、タルコット・パーソンズです。社会を一定の価値観、規範を共有し、それを内面化した人々の集まりとして、そうした人々の行為のネットワーク――システムとして捉え、更にその変動メカニズムまでをモデル化した理論を作ろう――パーソンズはそのように考えて、壮大な理論モデルを試行錯誤して作り上げていきます。今日でもぼくたちはしばしば「社会システム」という言葉づかいに出会いますが、それはパーソンズによって広まったものである、と考えても構いません。 成熟期のパーソンズの理論は「構造機能主義」と形容されます。「機能主義」という言葉は今日で

    稲葉振一郎『理論社会学入門講義(仮)』6月刊行を目指して作業中につき - shinichiroinaba's blog
  • 1