原因によって区別します。高波は風、高潮は気圧、津波は地震を原因とするものです。 高波とは被害をもたらす高い波のことで、その原因は、主に低気圧の発達による強い風です。高波には何m以上というような具体的な基準はありませんが、気象庁や気象台では、波浪注意報、波浪警報を出す基準を決めていて、例えば神奈川県(横浜地方気象台で出す)では相模湾の波高(波の高さ)が注意報は1.5m、警報は3.0mの高さが見込まれるときに出されます。 次に津波と高潮ですが、ともに海の波が沖合いの方から盛り上がって、海岸や沿岸の方へ押し寄せる現象としては同じようなものですが、その原因によって区別しています。津波は地震によって起きるものですが、高潮は主に台風や低気圧による海面の吸い上げが原因です。昔は津波と高潮の区別がはっきりしておらず、すべて津波と呼んでいた時期もありましたが、昭和9年(1934年)の室戸台風(高潮で大阪湾沿