北朝鮮産のビールを不正に輸入したとして、福岡、富山両県警は11日、福岡市中央区の無職少年(19)を外為法違反(無承認輸入)容疑で福岡地検に書類送検した。「北朝鮮産のものは希少価値があり、高額で売れると思った」と容疑を認めているという。 発表では、少年は昨年10月上旬、インターネットオークションで販売する目的で、北朝鮮で製造された「大同江(テドンガン)ビール」1本をキャリーケースに隠して上海発佐賀行きの航空機に持ち込み、経済産業相の承認を受けずに輸入した疑い。少年は上海で約300円でビールを購入し、ネットオークションで約1万6000円で転売していた。 富山県警のサイバーパトロールで発覚。両県警は少年が昨年から、ビールなど北朝鮮産の嗜好(しこう)品をネットオークションに繰り返し出品していたことを確認したという。 核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮への制裁として、日本は2009年から、北朝鮮と