京都市伏見区の路上で昨年9月、同区桃山町中島町、理髪業渡邊直樹さん(46)が刺殺された事件で、京都府警捜査本部(伏見署)は11日、強盗殺人などの疑いで、住所不定、倉本嘉太郎容疑者(38)と京都市伏見区下鳥羽南円面田町、無職房安努容疑者(38)を新たに逮捕した。 府警によると、2人は渡邊さんの知人で、金銭トラブルがあったという。府警は倉本容疑者が主犯格とみて事件の全容解明を進める。 逮捕容疑は、土木作業員の男(33)ら2人=殺人罪などで起訴=と共謀し、昨年9月28日午前0時すぎ、伏見区桃山町日向の路上で、渡邊さんを刃物で刺して殺害し、渡邊さんからそれぞれ借りていた数千万円の返済を免れるなどした疑い。府警は、2人の認否を明らかにしていない。 府警は1~2月、強盗殺人などの疑いで、土木作業員の男ら4人を逮捕した。うち2人が殺人罪などで起訴され、残り2人は処分保留で釈放された。捜査を続ける中、渡邊
「自白したほうが有利やで」 京都で昨年9月に発生した強盗殺人事件の容疑者として逮捕されていた房安努氏(38)が、5月2日、起訴されることなく処分保留で釈放された。 「まったく身に覚えのない事件。その前に別件逮捕され、『証拠がある!』と、刑事さんに詰められたけど、証拠だというのは、被害者らとのLINEのやりとりだけ。それに懲りて、強盗殺人容疑で逮捕された時は、拘置所の自分の房から出ない『出房拒否』で取り調べに応じませんでした」 房安氏は、今、こう振り返るが、この事件には2つの意味がある。 ひとつは、SNSのLINEが犯罪の有力な手がかりになったこと。 SNSで友人知人とつながり、その内容がビッグデータとして残される進化したネット社会を生きる現代人は、捜査当局に自動的に監視される存在でもある。これは、国会で審議されている「共謀罪」への危惧にもつながる。 もうひとつは、裁判員裁判やそれを前提とし
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