米アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者(CEO)で米紙ワシントン・ポストのオーナーでもあるジェフ・ベゾス氏の携帯電話が、同氏とサウジアラビアのムハンマド皇太子によるメッセージアプリ「ワッツアップ」上のやり取りの後にハックされた。ハッキングの分析結果に詳しい関係者2人が明らかにした。 ハッキング発生前に皇太子からベゾス氏に送られた2018年半ばのメッセージは穏やかな内容に見えたが、同氏の携帯がハッキング被害に遭う事態につながったコードが隠されていたことを示す証拠が調査で見つかったという。調査の非公開を理由に関係者1人が匿名を条件に語った。別の関係者によれば、皇太子が使用したワッツアップのアカウントが関与していた可能性がやや高いことが分析によって示された。 英紙ガーディアンは21日、ベゾス氏の携帯からのデータ盗難は18年にムハンマド皇太子の個人アカウントから動画の感染ファイルが送付されたこと
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