2020年東京オリンピック(五輪)の聖火リレーで日本一の富士山を走るランナーに登山家でプロスキーヤーの三浦雄一郎氏(87)を起用することが18日、大会関係者への取材で分かった。三浦氏は世界最高峰エベレスト(標高8848メートル)を80歳で登った、世界最高齢登頂者で世界的にも認知度があり、白羽の矢が立った。 ◇ ◇ ◇ 聖火ランナーとして日本一の山を、世界一の男が走る。三浦氏は山梨県のコースで2日目となる6月28日に、富士山5合目最初の走者として聖火をつなぐ。関係者によると、普段、富士山で清掃活動をする子どもたちが、三浦氏の後について走る計画という。 富士山5合目に聖火を運ぶ方法は、トーチの火を消すのと同時に離れた場所で点火させる瞬間移動方式を採る。コースは5合目バス停付近から展望広場までの2区間約300メートル。富士山は13年、世界文化遺産に登録された。国内外から見ても日本の象徴と