盛り上げ方も徐々に進化していった。照明の使い方もそのひとつだ。真夜中の山頂は真っ暗で危険だ。足元も見えない。そこで1年目は、星空を見る前に夜空をライトアップして足元を明るくし、鑑賞を始める段階で合図とともにいきなり照明を落としていた。この仕組みを2年目に変えた。いきなり照明を落とすのではなく、カウントダウンをして「ゼロ」のかけ声とともに照明を落とすようにしたのだ。参加者の期待を徐々に高めていく仕組みだ。こうしたカウントダウンをするようになってからは、歓声がより大きく上がるようになった。中には感動して泣き出してしまう女性も出るようになったという。 快適さにも気を配るようになった。星空ナイトツアーでは麓からロープウェイで15分かけて標高差600mを登り、標高1400mの山頂で星を鑑賞するので、夏でも肌寒い。しかし地上と山頂の温度差をそこまでと思わず、半袖で気軽に来るお客さんも多かった。そうなる
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