何かのやり方や、問題の解決方法をどんどんメモするブログ。そんな大学院生の活動「キャッシュ」に誰かがヒットしてくれることを祈って。 論文を投稿する国際会議を選ぶ際に役立つページ、特に今回は「投稿先候補をかき集める」ときに役立つサイトをまとめました。 論文募集のお知らせのことをCall For Paper(CFP)と呼びます。これから紹介するのはそのCFPを見つけたり、検索したり、比較したりするのに役立つサイトです。CFPを探すことは投稿先の候補を探すことに相当するので、投稿先探しの第一歩になります。 (CFPとは:会議名・対象分野・開催日・論文締切・採否通知日などがまとめられた論文募集のお知らせ。PDFやウェブページ、メールなどで配布される。) 普段からメーリングリストなどで最新のCFPを見張っておくことも重要ですが、候補をしっかりそろえるためにも検索サイトは重要だと思います。 たくさんのC
研究論文の投稿先を選ぶとき、その分野において「一流」とされるジャーナルの名前がまず頭に浮かぶでしょう。しかし、そのようなジャーナルが皆さんの論文の発表目的や内容に必ずしもマッチするとはかぎりません。ご存知のように、不適切なジャーナルへの投稿は、査読まで行きつくことなく不採択になる可能性が高くなります。では、自分の論文に合うジャーナルをできるだけ早くかつ簡単に選ぶにはどうしたらよいのでしょうか。 ここでは、ジャーナル選択のための系統的なアプローチについて説明し、重要なファクターをフローチャートにまとめました。 投稿先のジャーナル(target journal)をいつ決定するか(論文の執筆前、途中、執筆後)に関わらず、考慮すべきファクターは数多く存在します。馴染みのあるジャーナルが今回の論文の発表ニーズに合わない場合、数多くのジャーナルから適切な投稿先を選び出すにはかなりの時間がかかるかもしれ
こうした状況はイノベーターにとって良いことのように思われ、実際に多くの点で恩恵をもたらしてはいる。しかし同時に、「行動からしか学べない」という感覚を助長してもいるのだ。分析ばかりして何も行動を起こさないという、大企業にありがちな病はたしかに避けなければならない。だが思慮を欠いたアクション偏重もまた望ましくない。むしろ、こちらのほうが危険とも言える。事前に検証しておけば気づける落とし穴につまずいて、時間と金の両方を浪費するからだ。 実用最小限の製品(Minimal Viable Product)を市場に投入する前に、少なくとも次の事項を必ずやっておこう。 ●自社の目指す製品やサービスと同等のもので、商業的に苦戦したものを探し出し、その理由を考える。自社も同じ轍を踏もうとしているかもしれない。 ●検討中の事業領域に大企業が進出していなければ、その理由を考える。それらの企業が知る何らかの事情を、
結婚や出産を機に家庭に入った女性が、再び社会復帰しやすい職業として近年注目を集めているのが“日本語教師”。日本語を学ぶ外国人に日本語を教える仕事だが、母国語とはいいながらも、専門知識や素養が求められる職業だ。現在のところ、日本語教師になるための明確な資格はないので、ボランティアで教える場合はいつでも始められる。しかし、日本語学校などで職業として教鞭を執る場合には、日本語教育能力検定試験の合格者であることや、日本語教師養成講座で420時間コース修了者、大学や大学院の日本語教育を専攻していることなどが求められる。 一定の専門知識が必要で決して誰にでもなれるものではないが、母国語ということもあり、他の外国語よりも敷居が低く、働き方も選択できるため、いったん労働現場からリタイアした主婦が挑戦しやすく人気がある。そこで今回は、実際に出産・育児期を経て日本語教師として社会復帰した女性に、日本語教師の魅
スマートフォンアプリの開発ではユーザーエクスペリエンス(UX)を高めることが重要で、優れたアプリには必ずと言ってよいほどUXを高めるデザイン上の工夫があるものです。人気の地図アプリである「Google Maps」と「Apple Maps」のUXデザインを比較すると、両アプリが異なる思想の下で緻密にデザインされていることがよく分かります。 Maps on iOS: Design Explosions #1 http://uxlaunchpad.com/designexplosions/1-mapping-on-ios.html 左がGoogleの地図アプリ「Google Maps」で右がAppleの地図アプリ「Apple Maps」。一見、よく似たデザインですが、UXデザインの思想は大きく異なっています。 ◆地図表示とツールの配置 これはGoogle Mapsのレイアウト。右の図は、ユーザー
顧客体験の向上は実際のところ、企業の収益にどう影響するのだろうか。顧客のフィードバックと長期的な支出行動を基に定量化することで、その大きなインパクトが見えてくる。 ほとんどの人は、顧客体験の重要性を直観的には知っている。私たちが顧客として関わりたいのは、優れた顧客体験を提供してくれるブランドだ。そうしたブランドにこそ人は忠誠心を持ち、友人や家族に勧めようという気になる。だが事業を率いる経営幹部は、その価値を明確に認識していないことが多い。定量化が難しいからだ。顧客体験を重視する理由は多分に、「それが正しいことだから」という直観に根差したものになりがちだ。すると、顧客体験の優先順位を決めるのは数字ではなく人の議論でしかない、という問題が生じることになる。 このため我々メダリア(Medallia:顧客体験向上のソフトウェアとサービスを提供する会社)は、優れた顧客体験とそうでない体験のインパクト
行動変革に関するHBR.ORG人気記事。人を突き動かし組織を変える10の方法を、『ビジョナリーカンパニー4』の著者モルテン T. ハンセンが厳選してお届けする。 あなたはいかにして、リーダーや従業員、顧客、そして自分自身の行動を変えようとするのだろうか? 経営幹部は戦略や商品、プロセスにいくらでも手を入れることはできる。しかし真の変革は、人々の行動を実際に変えない限り実現しない。 このテーマに関する数々の研究を基に、効果がありそうだと私が思う10のアプローチを以下に示そう。 1.変えるのは1度に1つだけ 以前私が働いていたある会社では、従業員に実践してほしいこととして、8つの価値観と12の行動特性を掲げていた。結果、何も変わらなかった。優先事項が20もあったら、何もないのと同じである。人間がマルチタスクに向いていないことは、数々の研究で明らかにされている(英語記事)。1度に変える行動は1つ
東日本大震災では未曾有の不測の事態を迎えた。福島第一原発がメルトダウンとなり、そこから10km離れた福島第二原発も危機的状況を迎えていた。しかし、第二原発では、原子炉内の最大圧力が基準値を超えると予測された2時間前に、冷却システムの復旧に成功する。最大の危機を乗り越えることができた裏には、どのようなリーダーシップが発揮されたのか。 なぜ福島第二原発は、惨事を免れることができたのか 「福島の惨事」といえば、私たちの大多数がまず思い浮かべるのは福島第一原発だ。2011年3月に発生した東日本大震災によって、福島第一原発の炉心は6基のうち3基がメルトダウンを起こし、3つの原子炉建屋が爆発したため壊滅的な状態に陥った。発電所の冷却システムが稼働するための電源を喪失したため、管理者や作業員はこの惨劇を回避できなかった。爆発や灰色の煙、舞い上がる蒸気が映るぼやけた映像を、世界中の人々が見守っていた。津波
集団浅慮、過去への執着、確証バイアス、さらには血糖値の低下――意思決定能力を鈍らせる数々の罠から組織を救うには、意見の多様性が必要だ。そこで有効となるのが、リーダーや組織の判断に対して「異議を唱える責任者」の存在であるという。 私たちは、自分と同じ考えを持っている人に好感を抱く。ある研究結果によれば、自分が信じていることを裏付けてくれるデータが提示されると、チョコレートを食べた時や恋に落ちた時と同様に、ドーパミンの分泌量が急激に増えるという。米シンクタンクのピュー・リサーチセンターの研究結果によれば、フェイスブックのユーザーの中には、政治的見解が異なる相手を友達リストから外したりブロックしたりする人がいる(英語報告書)。ツイッターで私たちは、自分とよく似たユーザーをフォローする。 しかし、昨今の多くの研究が示しているのは、多種多様な意見、自分とは異なる意見をしっかり考慮することの重要性だ。
僕はコーヒーを飲まないのだけど、外出時に時間が空くと、ついスタバに行ってしまう。コーヒー以外に飲むものがあるから、というのも確かにそうなのだけど、理由はそれだけではない。 快適な店内空間、隣と程よく離れた席のレイアウト、PCが繋げる電源、禁煙であること、どの店員さんも必ず愛想がよいこと、といったような、スタバで体験する様々なことの質がおしなべて高いため、わざわざGoogleMapで検索してまで最寄りのスタバに行く。行ってみたらやたらと狭いお店でガッカリすることもたまにはあるのだけど、そういうことが一番少ないのがスタバだと思う。 そして、これこそが「良質なユーザ体験がデザインされている」ということなのだろう。 Webやアプリを作る業界では、毎日のように「UX(=ユーザ体験)」という言葉が飛び交っている。僕はいろいろと考えがあって、この「UX」という言葉はあまり使わないようにしている。なのでこ
早稲田大学ビジネススクールの教授陣がおくる人気連載「早稲田大学ビジネススクール経営講座」。6人目にご登場頂くのは、組織心理学がご専門の西條剛央客員准教授だ。MBAで担当していた「組織と哲学」の講義は、学生たちの好評を得たという。ビジネスの現場から遠いと思われがちな「哲学」が、組織にどのような影響を与えるのか考える。 哲学はビジネスの現場でも役立つ 私は早稲田大学ビジネススクールで「組織心理学」「質的研究方法」「ビジネス研究法の基礎」「ソーシャルビジネス特論」といった科目に加え、「組織と哲学」という風変わりな科目を担当していた。実はこの科目は、早稲田大学ビジネススクールでも前例のない科目である。ところが意外なことに、「組織と哲学」というこの講義は、多くの学生が聴講する人気講義のひとつになった。おそらく哲学が「現場で役立つ」ものだと、感じてもらえたのだと思う。 組織で使える、現場で役立つ哲学と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く