東京商工リサーチ(TSR)がまとめた新型コロナウイルスの影響を受けた企業倒産(弁護士一任・準備中を含む)が、2020年2月からの累計で1800件を超えた。7月は既に90件で、月別最多タイの165件を記録した6月並みのハイペースで推移する。 負債1000万円未満の90件を含め、16日時点で1807件。「飲食業」が325件で最多、「建設業」が176件で続く。「製造業合計」は226件。
東京商工リサーチ(TSR)がまとめた新型コロナウイルスの影響を受けた企業倒産(弁護士一任・準備中を含む)が、2020年2月からの累計で1800件を超えた。7月は既に90件で、月別最多タイの165件を記録した6月並みのハイペースで推移する。 負債1000万円未満の90件を含め、16日時点で1807件。「飲食業」が325件で最多、「建設業」が176件で続く。「製造業合計」は226件。
出前館やUber Eatsもまだ、先行者メリットを享受する段階にはない。出前館の加盟店数は7.4万店(2021年5月末時点)だが、地方の消費者が利用するには10万店を超えないといけない。 外食業界は、グローバルで競争してきた製造業などとは対照的に、ガラパゴス的な成長をしてきた。海外の飲食店はコロナ前から、イートイン、デリバリー、テイクアウトの3本柱で収益を上げるのが普通だったが、日本は違う。おいしさやおもてなしへのこだわりが強いがゆえに、イートイン一辺倒だった。 コロナで飲食店数は正常な状態になる かつて出前館を飲食店に提案した時も、「店を離れる間の数十分間で食品が劣化するのではないか」などの抵抗があり、思った以上に導入までのハードルが高かった。それがコロナ禍で変わった。20年かけてじわじわと広げてきたものが、たった数カ月でガッと広がった。
例えば吉野家の場合、(出前館導入当初)店舗では380円の牛丼(並)をデリバリーだと570円で売っていた。その差額には「注文者のもとに料理を持って行く付加価値」が含まれている。 導入前は、店舗で働く従業員から「そんな高い値段では売れない」という声もあったようだが、吉野家の店舗に入りづらいという女性客や、外出できない子育て世帯を取り込むことができた。結果としてはよく売れたし、店内飲食よりも利益が出た。 日本は未成熟でおいしい市場 配達件数を増やせば効率も良くなり、コストを抑えられるということは、グローバルですでに実証されている。日本だと1時間あたりの配達件数は2件程度で、まだまだ配達件数が足りない。中国では1時間に5件以上の配達ができており、配達料も(1件当たり)100円程度に抑えられている。 海外で実績を持つ黒船企業からすれば、未成熟な日本はおいしい市場だ。中国の大手プレーヤーもまだ日本には
クックピット株式会社 代表取締役社長 白湯師 /本間義広 (ほんまよしひろ)【経歴】 服部栄養専門学校卒業後、和食料理屋で7年間の住込みを含め、足掛け10年間修行を積む。その後、当時アメリカから日本に展開していたシーフードレストラン、レッドロブスターのフレンドリーなサービスに感銘を受け、スーパーバイザーの5年間を含め約8年間勤務。 ある日たまたま入った西麻布のラーメン屋のスープに感動し、店主に頼み込んで洗い場からラーメン業界に入る。その後「この美味しいラーメンをもっと色んな人に食べてもらいたい」という思いから多店舗展開に着手し、12年間で18店舗の出店を成功させる。この多店舗展開の経験から、長時間労働に苦しむラーメン店の主人の独立開業を支援するため、2006年にクックピット株式会社を設立、日本で初めて業務用のストレートスープを開発した。店主がスープや麺、たれなど、会社の“味”を仕入れ、自分
ラーメンのスープと家族とのだんらん──。一見関係なさそうだが、実は人手不足にあえぐラーメン業界を救う可能性を秘めている。 おいしいラーメンのキモとなるのがスープ作りだ。一般に豚肉であれば、平均8時間は煮込む。焦げ付きなどを防ぐため、定期的にかぎ混ぜたり、火加減にも細心の注意を払ったりする必要があり、ラーメン職人は店から離れられない。 鮮度こだわり鶏舎内で製造 「営業時間も含めれば1日20時間近くを店で過ごしている職人もざらにいる。スープだけでも外部から調達できれば、労働時間を減らせる」と本間社長は話す。さらにスープ作りに関わる人件費やガス代も削減できるようになる。 クックピットは、こうした業務用スープを製造して全国に販売している。創業した2006年当時は30程度だった導入店舗数は徐々に増えて、今では900以上の店にスープを届けている。
仕事 2021.03.16 本間義広さん クックピット株式会社 代表取締役社長〈インタビュー〉 ラーメン業界を長時間労働から救う。スープ供給の革命、世界への挑戦 日本の国民食ともいえる「ラーメン」は、繰り返し起こるブームと激化する競争の中で大きく進化してきました。しかしそのおいしさは、ラーメン店で働く人たちの長過ぎる労働時間に支えられているという一面があります。この現状を改善するため、ラーメン店の支援事業を展開しているのが、スープの製造と供給を行う、クックピット株式会社の本間義広社長です。破天荒なまでにエネルギッシュな本間さんに、これまでの道のりと、今後の展望についてうかがいました。 いまでは世界中で愛される料理となった「ラーメン」。しかしその一方で毎年多くのラーメン店経営が廃業に追い込まれる。その大きな原因が労働環境の悪さ。中でも深夜の長時間労働を強いられるスープの仕込みが大きな負担にな
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