上記を見てわかるように、日本将棋連盟の英語パンフレットで、歩を Pawn, 飛を Rook, 角を Bishop というように、チェスの用語を借用する形で表している。 Tony Hosking 氏の The Art of Shogi(1996) では、駒の名称は、やはりチェスの用語を拝借した形の駒の英語名称が使われているが、盤面の升目を表すのには、アラビア数字を筋にも段にも用いるようになっている。(日本で普通の方式は、アラビア数字が筋を、漢数字が段を表している)。この方式は、羽生名人の日本語原稿を高橋和女流三段が英訳したのを元にして Tony Hosking 氏が出版した Habu's Words (2000) に受け継がれている。 「将棋世界」誌の2003年4月号(だったと思う)で、高橋九段が「ずばり提言 将棋に、日本語に誇りを」で以下のような問題提起をしている。 英語に親しむようになっ