新聞の<われわれ>とはいったい誰か ジャーナリストの玉木明氏は、オウム真理教事件の直後に刊行された「ニュース報道の言語論」という本で、新聞記事の主語は、実は文面にはいっさい出てこない「われわれ」であると書いている。たとえば、次のような記事の文例を見てみよう。「強引とも言える捜査は、小さな山村の集落の住民を相互不信に陥らせ、人のつながりを壊した。警察への憤りも広がっている」(二月二十三日、鹿児島県議選買収無罪判決の記事から)。この記事で警察に憤っているのは、誰なのか。ここで憤っているのは、実は書いた記者個人という「わたし」なのだが、しかし記事の文脈では「私が憤った」とは書かれていない。あくまでも社会全体の「われわれ」であるというスタンスを取って書かれているのだ。玉木氏は前掲の書籍で、以下のように書いている。 ある特定の観点を<われわれ>の観点とみなすこと、特定の主張を<われわれ>の名において
Wikipedia人気が高まる一方である。そのWikipediaへのトラフィックの源は,多くが検索エンジンであることは容易に想像できるのだが・・・。 Hitwiseが測定した2007年2月10日の週間データでもそのような結果が出ていた。Wikipediaに流れる込むトラフィックの7割が検索エンジンからということである。そして約5割がGoogleの検索エンジンからであった。下のグラフでも明らかなように,Wikipediaへ流れ込むGoogle検索エンジンからのトラフィックシェアが,この1年間で急拡大しているのである。逆にYahooの検索エンジンからのトラフィックシェアが激減していた。 Googleの検索エンジンから流れ出ているトラフィックの1.87%がWikipedia行きで,下のグラフで示すように,前年の約0.7%から大幅に増えている。 このように,Google検索エンジンとWikiped
FUSE上でNTFSの読み書きをするNTFS-3Gがついに1.0をリリースした。/.Jでは以前にLinux-NTFSβとして紹介したもの。現在はNTFS 4.0互換なので、暗号化や圧縮には未対応だ。安定版ではあるが最適化は不十分であること、NTFSのバージョンチェックを行っていないのでNTFS 5.x以上を扱わないようにするなど、若干の注意が必要だ。MYCOMジャーナルの日本語記事や、以前に@ITで紹介されたFedoraでの使用例もどうぞ。 Aboutページでは、プロジェクトを立ち上げたAnton Altaparmakovu氏は現在Appleに引き抜かれてMac OS X上のNTFSサポートを開発しているが、ソースコードは2007年夏までにLinuxコミュニティーに還元されるとある。Leopard発売とDarwinの更新を指していると思われる。 ただし、AppleがNTFS-3Gプロジェク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く