「2025年ごろをめどにレベル4を実現する」 ついにホンダは「夢の車」と呼ばれる、完全な自動運転車を2025年をめどに実用化すると、国内の自動車メーカーで初めて宣言しました。交通事故の減少や新しいビジネスの創出に期待される自動運転ですが、自動車メーカーのみならずグーグルなどIT企業も次々参入し、日本企業の出遅れも指摘されています。日本の自動運転の技術はどこまで進化しているのか。ホンダの開発の最前線を取材すると、これまでの車作りにはなかった技術の壁が見えてきました。(経済部 宮本雄太郎記者) 「レベル4自動運転を2025年頃をめどに技術的に確立させる」 今月5日、栃木県の本田技術研究所で開かれた2年に1度の技術公開の場で、ホンダの八郷隆弘社長はこう述べました。 レベル4は、仮にドライバーがいなくても車が自動で走行できる“完全自動運転”の領域に入ります(自動運転レベルは下表を参照)。トヨタや日
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