ロシアは30年と設定されている原子炉の耐用年数の引き上げを検討しているそうだ(本家/.)。 実現すれば初期のロシア型加圧水型原子炉(VVER)及びチェルノブイリ原子力発電所と同種の黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(RBMK)も対象となるが、これらの原子炉は現在の法律では課せられている環境アセスメントを受けていないため違法にあたることになる。 法律に反するだけでなく、専門家やNGOからはその危険性に対する批判が相次いでいるとのこと。しかし同国の原子力産業は元々の耐用年数が保守的に設定されていたこと、また原子力プラント設備は著しく改善されてきていること、そして原子炉の新規建設よりも耐用年数延長の方が経済的コストを大幅に抑えることができると主張しているとのことだ。