太陽に月が重なり、指輪のような形に見える「金環日食」がいよいよ21日に迫りました。 予報では、金環日食が見られるとされる地域の多くでは曇りや雨のところが多く、関東北部の内陸や長野県南部などでは、晴れる可能性が高いとみられています。 「金環日食」は、太陽と、月、そして地球が、一直線上に並んだ時に太陽が指輪のようなリング状に見える現象で、21日の朝、全国の広い範囲で観測されます。 国内で観測されるのは、昭和62年の沖縄県以来、25年ぶりで、東京を含む首都圏では173年ぶり、3大都市圏を同時に含むような広い範囲での観測は、実に932年ぶりという世紀の天体ショーです。 今回、観測できる太平洋側の帯状の地域では、帯の中心線に近いほど金環日食を長く見ることができ、中心線のほぼ真上にある静岡市や東京などでは、およそ5分間見られる一方、帯の端に当たる地域では数秒間しか観測できません。 ただ、今回は、たとえ