Linux基本コマンドTips一覧 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介してきます。今回は、プロセス名を指定してプロセスを終了させる「pkill」コマンドです。 pkillコマンドとは? 「pkill」はプロセス名を指定して、終了シグナル(TERMシグナル)などの「シグナル」を送信するコマンドです。 同じ用途のコマンドに「killall」(第8回)がありますが、対象を指定する方法や使用できるオプションが異なります。 killallコマンドと違い、pkillコマンドの場合は対象とするプロセス名を正規表現で指定します※1。そのためpkillコマンドを使用する際には指定した内容が意図通りになっているかどうか、注意する必要があります。例えば「killall abc」は「abcという名前のプロセス」を対象としますが、「pkill abc」の場合「名