ロシアのウクライナ侵攻が長期化するなか、戦闘の様子が両軍の公式WEBサイト以外にもSNSなどにアップされています。そうした状況下、ロシア軍の攻撃ヘリコプターが撃墜される映像が流れてくるなどしていますが、この攻撃ヘリという機種は、いったいどのような能力を備えており、どの程度の運用が限界なのでしょうか。改めて探ってみます。 【世界最大のヘリも】ロシア軍が運用するさまざまなヘリコプターたち そもそもヘリコプター自体は、第2次世界大戦末期に実用の域に達した航空機です。ただ、ヘリコプターが軍用として大量に使用され、攻撃用途含めてさらなる発展の契機となったのは、ベトナム戦争だったといえるでしょう。当初、ヘリコプターは「空飛ぶ戦場タクシー」として兵員輸送に用いられましたが、離着陸時は回避行動がとりにくく、しかも低速なので敵の対空砲火でやられるケースが多発しました。 加えてヘリコプターは、その特徴的な構造