中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢えて語らぬ生命線防衛の重要性を考えたい。 ■菅首相が台湾に再び感謝のメッセージ 各国の日本への救援に感謝する「絆」と題したメッセージ広告を四月十一日に七カ国八紙に掲載した菅直人首相だが、二十二日には中国メディアに「日本―復興、新生の道に向かって進む」(筆者訳)との謝意メッセージを再び寄せている。 これについて日本国内では、「なぜ中国にだけ二度も」との批判の声も上がっているが、実は台湾にも、二度目のメッセージを送っている。 十一日のメッセージは台湾紙には掲載しなかった。報道によると、メッセージにある「内閣総理大臣菅直人」との署名が問題となったらしい。たしかにそれでは、「日本政府は台湾と付合う気か」と、中国から圧力を受けそうだ。その代わりメッセー