昨年(2014)末、少しまとまった時間ができたので三泊四日の日程で沖縄へと飛んだ。 目的は他でもない。沖縄屈指のディープゾーンとして名を馳せた、コザ吉原と真栄原の街並みをこの目で見ることである。 羽田発6:25のANA機に乗り込む。外は雲一つないピーカン。 文字通りのオフシーズン、しかも平日のクソ早い時間帯とあって機内はガラガラ。 9時過ぎに那覇空港に着き、すぐさまレンタカーを借りる。その足で向かったのは、沖縄第二の都市、沖縄市である。 吉原へ 沖縄市にあるコザ吉原社交街。その歴史は戦後にまで遡る。 白人兵向けの歓楽街としてスタートしたこの街は、やがて日本人向けのちょんの間街へとその姿を変えていったのである。 ちなみに「社交街」とは、沖縄での歓楽街の呼び名だと思っていただけると概ね相違ない。 「吉原」の名は東京の吉原遊郭の名を模して付けられたもので、ここら一帯の住所は「沖縄市美里一丁目」と