希少金属(レアメタル・レアアース)は、我が国産業分野を支える高付加価値な部材、製品に必須の原料であり、近年需要が拡大しています。しかし、他の金属と比較して希少であることや、その偏在性ゆえに特定の産出国への依存度が高いこと、また代替も困難であること等から、我が国の中長期的な安定供給確保に対する懸念が生じています。 本事業では、代替・使用量低減の角度から、希少金属の安定確保に貢献する技術を開発します。また、企業で開発した技術を基に、希少金属代替・使用量低減材料または製品の実用化を助成します。 平成20~25年度は、元素ごとのリスク評価を行い、リスクの増大が懸念される透明電極向けインジウム、希土類磁石向けジスプロシウム、超硬工具向けタングステン、排ガス浄化向け白金族・セリウム、精密研磨向けセリウム、蛍光体向けテルビウム・ユーロピウム等を対象元素とした代替材料の開発、または使用量低減技術の開発を行
NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、名古屋大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻の長野方星講師は、電力を用いることなく半永久的に大量の熱輸送を可能にするループヒートパイプ(LHP)(注1)技術を開発しました。この技術の確立により、広範な熱要求に対するループヒートパイプの設計および試作が可能となりました。省エネルギー冷却や熱エネルギー有効利用が要求される分野への活用が期待される技術です。 LHPの概念図(左)とLHP実験検証システム(右)です。名古屋大学大学院 工学研究科では、熱輸送能力を高めるための第1ウィック(注2)と動作信頼性および抗重力性を高める目的で用いる第2ウィックを複合化することで、従来よりもシンプルで低コストなLHPを目指しております。LHP実験検証システムは、各要素の形状、熱負荷量、ウィック、作動流体が可変で様々な熱条件下での実験が可能です。 (注1)ループヒート
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