起業セミナーに参加すると「事業計画書」の書き方を教わる。 その計画書に必ずついているのが経営理念の項目なんだけど、経営理念って無理にひねり出すくらいなら無い方が良いのかもしれないね。 もし僕が今すぐ鍼灸院の事業計画書を書くなら、理念の項目は平凡の極みにする。 どこにでもある普通の鍼灸院をつくる。来客数および施術費など全てにおいて業界の中央値を目指す。 完全に無個性。選ばれる理由も選ばれない理由もない鍼灸院。 ベスト・キッドという映画に出てくる空手の師匠、ミヤギの言葉に「道路を渡りきれば安全、渡らなくても安全。でも道の真ん中で止まるのは危険だ」という教えがある。 経営理念にもこの言葉は当てはまるかもしれない。 熱意のある経営理念をしっかり固められるなら良し。 ありきたりの文章をコピペで済ますのも良し。 中途半端な経営理念を作ってしまうと、独りよがりになって失敗する。 創業ゼミで学ぶ経営理念の