今回は、eコマースサイトにおいてそれぞれの商品の販売状況を見ていく方法を解説する。 実際の販売状況については、おそらくGoogleアナリティクスとは別のeコマースの販売管理システムでも当然分析できる環境にあるだろう。ただし販売管理システムでわかるのは「いつ何が売れた」という結果だけだ。そこから「なぜ」をひも解いたり、「これからどうすればよいか」を考えたりするヒントは得にくい場合もある。 Googleアナリティクスでも売上データを取得していれば、何か疑問があった場合はGoogleアナリティクスのデータを見ることで、eコマースサイト内での閲覧行動やオンライン上での集客施策との関連性を確かめることができる。「なぜ売れたのか」または「売れなかったのか」「どうしたらもっと売れそうなのか」という仮説検証から、具体的な集客施策や商品ページの改修のヒントを見つけて、成果を上げる具体的な施策につなげていこう
Web担当者に任命されると、最初はわからないことの多さに途方に暮れると聞きます。SEO、CMS、DMP、CSSなど耳慣れない3文字の略称はたくさんあるし、技術もどんどん進歩していくなかで、勉強しても勉強してもキャッチアップしきれないことへの不安もあるでしょう。 デジタルマーケティングの世界では、「PDCA(Plan/Do/Check/Action)」もよく聞かれる言葉です。最近は、高速PDCAという言葉も耳にしますが、やみくもに回しても成果は得られません。そこで今日、紹介するのはユーザの行動理解から始める「STPD(See/Think/Plan/Do)」のプロセスです。 なんだか難しそうだと思うでしょうか。でも、安心してください。基本中の基本をしっかり押さえておけば着実に成果を上げていくことはできるのです。「Web」「デジタル」だからといって特別に身構える必要はないのです。 経営学者のピー
これは運営堂の森野さんが、「SEO」や「リスティング広告」といったデジタルマーケティングに関わる記事を10分野に分けて情報を紹介してくれるメルマガです。平日毎朝7時に届きます。 なんとこのメルマガを作るのに、毎日1000件近くの記事から森野さんが30本ほど厳選しているのだとか。私はてっきり機械がやっているもしくは、複数人でやっているのだと思っていましたが、森野さん1人で毎日続けられているとのこと。しかも、この選別にかかる時間はわずか30分! すごい情報収集の技が隠れていそうなので、さっそく森野さんに話を聞いてみましょう。 1000本もの記事から30本厳選する時間は、たったの30分――情報収集はどうしていますか? 情報収集に使っている主なサービスは、次の2つです。 RSSフィードリーダーのfeedly(フィードリー)URLクリッピングサービスのPocket(ポケット)さまざまなサイトのRSS
ある企業の担当者が、絶対に役立つと思われるコンバージョンテストを実施した。 サイトを訪問者のなかから製品デモの依頼申し込みを増やすために、ある製品ページを新しい魅力的なデザインに変更し、昔ながらのA/Bテストを実行したのだ。そのページを訪れた人の半数には以前と同じ製品ページを表示し、もう半分にはこの魅力的な新しいデザインのページを表示するようにした。 1か月間テストを行った結果、期待どおり、コンバージョン率は2%から10%にアップした。素晴らしい成果だ! そこで担当者は、この結果を上司に報告。テストの結果に従ってすべての製品ページを新しいデザインに移行したいと訴えた。そして、上司のゴーサインをもらった。 ところが、新しいデザインのページを本格的に公開したところ、製品デモの依頼が減り始めたことに気づいた。 だが担当者は、この減少は季節的な要因かもしれないと考え、数か月間様子を見た。すると今度
トラッキングコードのカスタマイズの最後を飾るのは、ECサイトの売上データをGoogleアナリティクスに取り込んで分析し、売り上げアップなどの施策をより良くするための「eコマース」のトラッキングコードだ。 これから3回にわたり、eコマースのトラッキングを紹介する。今回はトラッキングコードの設定方法を解説する。 eコマースサイトでは、購入された商品や個数、合計購入金額などは基本的に毎回異なるのが普通だ。通常は、そうした売り上げレポートは別途作っていることだろう。しかし、Googleアナリティクスにこうしたデータを取り込めば、サイト上でのユーザー行動をあわせて分析でき、より具体的なユーザー理解と改善案につなげられるようになる。 それを実現するには、動的にプログラミングしてデータを収集できるようにしなければならない。 eコマースのトラッキングコード実装はハードルが高いが、集客やサイト内の行動だけで
※9/25 初出時の社名表記に誤りがあった点を修正いたしました。 デジタルマーケティング支援のビービットは、広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」で、米国アップルがブラウザ「Safari」に追加したトラッキング防止機能「Intelligent Tracking Prevention(ITP)」の影響を受けることなく計測が継続できるように9月21日に対応した、と9月22日発表した。広告ランディングページにウェブアンテナのタグを設置することで可能になる。 ITPはアップルが最新OSの「iOS11」「macOS High Sierra」に追加した機能。広告配信を目的にする追跡用CookieをSafariが識別すると、一定期間後にCookieの利用制限やアクセスの遮断を行う。トラッキングのためのCookieがITPの対象になると、Cookie取得後24時間が経過した時点でユーザの追跡に利用できなくな
皆さん、こんにちは! 象好きのかたわら都内でパソコン教室を運営したり、ユーザーのお困りごとを企業様にお伝えしたり、最近では大人向けの数学教室をやったりしていますが、象さんが好きなモリマミコです。 象さんの話をすると「どの種類の象さんが好きなの?」と、よく聞かれます(聞かれたいオーラを出しています)。象さんには、「アフリカゾウ」「アジアゾウ」、そして最近新種認定された「マルミミゾウ」の3種がいます。アフリカゾウは耳が大きく、マルミミゾウはアフリカゾウにそっくり、アジアゾウは耳が小さく、まるっこい体なのが特徴です。 そして、私が好きなのは断然、アジアゾウ。ちなみにインドゾウは、“インド生まれのアジアゾウさん”を指しています。 ところで、インドを漢字にすると印度。最近は、「印鑑」という文字を見ただけで象さんに会いたくなる私です。今回はそんな「印鑑」にまつわるユーザー体験のお話です。 「かんたん!
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