2019年春、常夏の楽園・ハワイの空に巨大な“ウミガメ”が飛び始める。 全日本空輸(ANA)は4月25日、東京―ハワイ・ホノルル線に来春導入する世界最大のエアバス製旅客機「A380」3機の機体デザインと機内設備の仕様を発表した。機体塗装は公募で決定したウミガメをモチーフにしたもの。利用者の約半数を占めるカップル客のほか、ファミリー層や女性客を意識しつつ、機内の広さを生かした内容となっている。 総2階建ての巨大飛行機は、520もの座席を備える。2階部分にファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席、1階部分にエコノミークラス383席という構成だ。さらに機内5カ所には、乗客が自由に飲み物やスナックなどの軽食を取れる、冷蔵庫付きのバーカウンターを設置する。 現在ホノルル線で運航しているボーイング「787-9」型機は、ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコ