タグ

ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (168)

  • 「航空業界のブルーオーシャン」は、地面にある:日経ビジネスオンライン

    今回はいきなり読者の皆さんに質問である。「ニッポンの空にある青い海(ブルーオーシャン)って何だ?」。そう、LCC(格安航空会社)である。だが空の産業は航空業(約2兆円)だけではない。空港ビジネス(約8000億円)がある。こちらでは国が管理する19の空港の民営化(運営権の売却=コンセッション)が期待を集める。だがこの2つは当に日の空のブルーオーシャン(いやブルースカイ?)なのか。 航空はホテル、空港はオフィスビルと同じビジネスモデル この連載では、これまで生活に身近な産業のビジネスモデルを扱ってきたが、航空・空港業界は一般生活になじみが薄い。航空会社のビジネスモデルはホテル業の延長で考えるとよい。飛行機は装置産業で、ホテルと同じく、立地(路線)と稼働率が肝だ。航空会社は所詮は似たような機材とダイヤで人や荷物を運ぶ。そのため企業間の差があまりなく、ブランド戦略が大事だ。 一方、空港ビジネス

    「航空業界のブルーオーシャン」は、地面にある:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/10/17
    “LCCは、空飛ぶ“東横イン””
  • プレゼン本番、英語の原稿を見ないで話す方法:日経ビジネスオンライン

    2020東京オリンピックの開催を決定付けた、最後のプレゼンテーションをテレビで観ていた方は大勢いらっしゃったのではないでしょうか。私も観ていました。 オリンピック誘致のような「外国人に通じるプレゼンテーション」はビジネスパーソンにとっても避けられないテーマです。 日語であれば何も見ないで問題なく話せるのに、英語の場合は原稿をきっちり書かないと難しい、という方は多いでしょう。しかし原稿をそのまま読み上げるのでは、ほとんど何も伝わりません。 そこで今回は、外国人の方々を相手にプレゼンをする場合、気を付けるべき点を中心に、例文も含めて「こつ」をご紹介します。 冒頭のネタを仕込もう プレゼンをする場合、当たり前ですが内容が重要になります。プレゼンソフトを使うことが多いと思いますので、分かりやすくするためにどのような話の展開にして、どのような図を使うのか、そこが重要です。右脳と左脳をフルに使うこと

    プレゼン本番、英語の原稿を見ないで話す方法:日経ビジネスオンライン
  • 仕事ができる人は詭弁が上手:日経ビジネスオンライン

    英検1級に合格するにも、英語の会議でうまく発言するにも、ネイティブ相手の折衝に勝つにも、全く同じ秘策が使えます。いかにうまく、自分の話に相手を引き込むかがカギです。それを実現する術が、ネイティブの得意とする詭弁の公式です。 英検1級にパスする秘法 英検1級の2次スピーチ試験をパスするための方法を紹介します。秘訣はごく簡単。どんな設問が出ても、自分が予め用意し暗記した英文を口にする作戦です。 英検1級を受験したことのない人のために、試験の概要を説明しましょう。 Agree or disagree: A college education is necessary for everyone 大学教育は誰にとっても必要なものか、否か といった問題が出され、その場でこの問いに関してスピーチをするものです。 (ここに掲げたのは実際に2011年に出されたものです) 大学教育の功罪について話してみろと言

    仕事ができる人は詭弁が上手:日経ビジネスオンライン
  • アトランティス発見!のニュースに一番驚いたのは当事者でした:日経ビジネスオンライン

    「しんかい6500、アトランティスの痕跡発見か?」 2013年5月6日、このニュースが日中を駆け巡りました。 アトランティス。 古代ギリシアで、かのプラトンがその存在を示唆した幻の大陸。 ギリシア神話の神ゼウスの怒りで一夜にして沈められたという文明の土地。 後に、実在したのでは、とさまざまな説がさまざまな人によって唱えられ、現代においてはSF小説から漫画からアニメにいたるまで幾多の作品に登場した、魅惑の存在。謎の場所。 実は、わたくしめもアトランティスが登場する漫画『百億の昼と千億の夜』を何度も読み返したクチです。そのアトランティスが見つかった、というのです。南米はブラジルの沖、大西洋で。 「マジかよっ!」 日からの「ニュース」を見て驚いたのは? はい、ほかならぬその「しんかい6500」で南米の海底調査を行っていた、当の「アトランティス発見者」であるところの、私を含むJAMSTEC(海

    アトランティス発見!のニュースに一番驚いたのは当事者でした:日経ビジネスオンライン
  • 親を幸せに死なせるために、今考えておくべきこと:日経ビジネスオンライン

    近著の『親の死なせかた 医者が父母の最期を看取って考えたこと』(PHP研究所)で、家族を看取る人が終末期医療について何を考えなければならないかを、個人的な体験に触れながら医師としての立場から率直に語っておられます。 読んでつくづく思いましたが、終末期医療について通常は、例えば親がそうした局面にならないと考えないですし、かと言ってその真っ最中には考える余裕も選択肢もほとんどなく、後になってからああすればよかったかと後悔する。でも結局どうするのが良かったのかは分からない、ということが多いのではと思います。 ただ、40代50代のビジネスパーソンは、他人には言わなくても親の介護や終末期医療の問題を抱えている人がとても多いのは確かで、知らなかった、考えてなかったでは済まないですね。ちょうどお盆の時期で、帰省して親の顔を見ることも多いでしょうからこの機会に考えておきたいと思いました。 米山:終末期医療

    親を幸せに死なせるために、今考えておくべきこと:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/08/12
    それはつまり、自分もうどう死にたいかということ。
  • 結局、ワイシャツの下は何を着ればいいのか:日経ビジネスオンライン

    国内市場の成熟が進む中、今後、欧米や新興国に主戦場をシフトしていかざるを得ない日企業。当然、そこで働く個人も「スキルの国際化」が急務となりつつある。グローバル対応が求められるのは語学力のみならず。「日人の9割は欧米の常識に反する間違ったファッション知識を持っており、国際交渉の場や海外人脈を作る上でハンディになりかねない」と危惧しているのが、松屋銀座の紳士服バイヤー、宮崎俊一氏だ。宮崎氏に「ビジネスファッションの国際常識」について話を聞いた。 (聞き手は鈴木 信行) 著書や講演会などで「日人の9割は間違ったスーツ選びをしている」と主張されている。具体的にどの辺りに問題があるのでしょう。 宮崎:最も顕著なのはサイズ感。多くの人が自分の体型よりワンサイズ大きなスーツを着てしまっている。肩幅が狭いとかお腹が出ているとか自分の体型にコンプレックスを持つ人ほど、それを隠そうと大き目の服を選びがち

    結局、ワイシャツの下は何を着ればいいのか:日経ビジネスオンライン
  • 延べ1万2000人が開発会議に参加した“SNSビール”:日経ビジネスオンライン

    中村 勇介 日経デジタルマーケティング編集記者 日経ネットマーケティングの編集を経て、2011年2月から日経デジタルマーケティング編集部に在籍。デジタルマーケティング業界の進化のスピードの速さに追われながらも、時流に沿った企画を考えている。 この著者の記事を見る

    延べ1万2000人が開発会議に参加した“SNSビール”:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/07/12
    すごいなぁ!「販売開始から約1カ月で完売する見通し」
  • ネットマーケティングの“常識”はウソばかり:日経ビジネスオンライン

    「売れるネット通販」がやっていることに仮説なし! はっきり言おう。 今のネットマーケティングの常識は間違いだらけである。 多くのネット通販は、広告代理店や制作会社やシステム会社の言われるがままに、オシャレな広告原稿(バナー)を作り、キレイなサイト(ECサイト)を作り、ショッピングカートのシステムを導入さえすれば、売り上げが上がると思っている。 しかし、統計的に日の約9割のネット通販事業が実は赤字だと言われている。数年前に夢見てはやりのネット通販事業に手を出してみたものの、フタを開けてみると「貧乏ネット通販」になっていた会社ばかりだ。もっというと、王道のネットマーケティングの“常識”でやっている会社ほど失敗している。 その一方で、ネット通販で50億円、100億円と稼いで大儲けしている「売れるネット通販」も世の中にたくさんある。私のクライアントたちはまさにそうだ。 では、なぜ“売れるネット

    ネットマーケティングの“常識”はウソばかり:日経ビジネスオンライン
  • その日本文が英作文を難しくする:日経ビジネスオンライン

    「わっ、私が、ですか……」 あなたは海外に赴任した経験が一度もありません。所属部署は日向けの仕事をする部門であり、英語などめったに使いません。にもかかわらず、グローバルプロジェクトのチームメンバーにいきなり任命されてしまいました。 今、日企業ではこういうことが増えてきていると思います。4月に入社した新入社員に向けた各社の社長メッセージを見ていると、「グローバル環境で活躍できる」という言葉が必ずといっていいほど使われていました。 日企業のグローバル展開は第3段階へ 海外英語とほとんど縁の無かった部門の人がグローバルプロジェクトに巻き込まれるようになったのは、企業のグローバル化が第3段階に入ってきたからです。例えば、田技研工業は「開発を開国する」と宣言し、製造の上流行程にあたる製品開発の仕事までグローバルに展開しようとしています(「ホンダ、開発を“開国”する」)。 自動車や電機に代表

    その日本文が英作文を難しくする:日経ビジネスオンライン
  • 「急ぎご飯はイヤ!」な女子、男メシの世界に挑む:日経ビジネスオンライン

    自販機に500円玉を放り込み、ボタンを押せば、熱々のそばがすぐべられる。余裕があれば丼物もお好みのまま。その気がなければ言葉も不要、無言のハードボイルドな世界、それが会社員男子の昼、立ちいそば。 …を、女子目線から見てみたらどうなるんだろう、という企画です。体当たりでイラストルポを描いていただくのは「イラストライター」、イトウエルマさん。「dancyu」などでも活躍中の彼女、私の案への最初のダメ出しは「『立ち』はともかく『い』は品がなくていけません。『立ちそば』ではいかがですか。Yさんの愛読書『めしばな刑事タチバナ』でもそう称していたようですし」でした。そして「『ブルース』は、せめてひらがなにしてください」。うーむ、男性と女性、ここまで感覚が違うのか… と、お互いに戸惑いつつもイトウさんはものすごい熱意で取材を進めてくださって、ここにめでたく連載開始となりました。「会社員の昼飯」を

    「急ぎご飯はイヤ!」な女子、男メシの世界に挑む:日経ビジネスオンライン
  • 国内線の機内で充電できる航空会社は?:日経ビジネスオンライン

    国内出張で空の便を利用する際、新幹線と比較して気になるのが、パソコンやスマートフォンの充電であろう。航空会社間の競争が激化し、各社は機内サービスやラウンジの充実を競い合っている。 飛行機に搭乗するまでに時間があれば、ラウンジでパソコンを充電しながら仕事もできる。だが、搭乗までに時間がなければ、ラウンジを使うこともままならない。 新幹線であれば、最近は窓側席で電源を確保できる機会も多い。しかし飛行機の場合、国内線の機内で充電できるケースは稀だ。 一方、国際線に目を向けると、ファーストクラスやビジネスクラスでは、各座席ごとに電源が設置されているケースが多い。今回は空の上の電源事情を調べてみた。 ラウンジ頼りのANA、JAL まず大手2社の国内線はどうか。残念ながら全日空輸(ANA)も日航空(JAL)も、国内線の機内で充電できる機会は極めて乏しい。両社とも、国内線ではラウンジでの充電がメーン

    国内線の機内で充電できる航空会社は?:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/05/22
    意外にも遅れている国内事情。
  • あの「LINE」を活用した仕事マネジメント術の実際:日経ビジネスオンライン

    今回はいつもと趣向を変え、爆発的な勢いで普及しているショートメッセージ・アプリ「LINE」を使って、飛び回る部下たちを、自分も飛び回りながらマネジメントする方法を紹介する。 LINEは主にスマートフォンで使えるアプリで、無料通話やメッセージ送信ができる。全世界で既に1億5000万人が使っているといわれており、コラムをお読みいただいている読者の中にも使っている人がいるだろう。使ってはいなくても、LINEという名前は聞いたことがあるのではないか。 「LINEは知っているが、あれは巨大な絵文字友人同士でやり取りして楽しむもので、仕事で使うものではないでしょう」と思われた読者がいるかもしれない。「スタンプ」と呼ばれるLINE絵文字には可愛らしいものが多く、ビジネスの雰囲気にそぐわないと私も当初は思っていた。 ところが試しに使ってみると意外とそうでもないことに気付く。私が組織のマネジメントをす

    あの「LINE」を活用した仕事マネジメント術の実際:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/05/13
    どんなものでも、「モノは使い様」使われるのではなく使う意識があれば。
  • 台湾でハイヒールは売るな!:日経ビジネスオンライン

    白壁 達久 日経済新聞 記者 2002年関西大学卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から日経ビジネス香港支局長としてアジア全体をカバー。2017年4月から、日経済新聞 編集局証券部記者。 この著者の記事を見る

    台湾でハイヒールは売るな!:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/04/15
    「トレンド][ファッション][台湾]
  • 日本の介護を救うのはプロレスだ!:日経ビジネスオンライン

    過酷な職場環境を背景にした人手不足などにより、日の介護産業の未来が危ぶまれている。財団法人介護労働安定センターが昨年公開した「介護労働実態調査結果」によれば、介護事業所の50.4%は「良質な人材の確保が難しい」と回答。49.8%が「今の介護報酬では人材の確保・定着のために十分な賃金を払えない」と窮状を訴えている。そんな中、“思いもよらない方法”で、事態の改善を図ろうとしているのが、東京・両国に社を置く日介護福祉グループだ。同社副社長で、一般社団法人日介護ベンチャー協会の代表理事も務める斉藤正行氏に話を聞いた。 (聞き手は鈴木信行) まずは会社紹介からお願いしたい。 斉藤:2005年設立の介護事業者だ。「茶話舗」という屋号の小規模デイサービスを核に事業を展開している。茶話舗は現在全国に600拠点以上あり、8~9割はFC形態での運営だ。小規模デイサービスチェーンとしては全国最大手と

    日本の介護を救うのはプロレスだ!:日経ビジネスオンライン
    tangkai-hati
    tangkai-hati 2013/04/05
    大阪プロレスとの業務提携。えべっさん選手やくいしんぼう仮面選手も介護施設を訪問!?新しい取り組みだけど興味深。
  • アンチエイジングとは「美容」のことではありません:日経ビジネスDigital

  • 日本には木が多すぎる:日経ビジネスオンライン

    太田さんの著作『森林飽和』を読ませていただきました。「飽和」というほど、日には森林があふれているのでしょうか。 太田:はい。幹の体積の総和を森林の蓄積といいますが、日は過去50年間ぐらい増え続け、3倍ぐらいになっています。人工林は4~5倍に増えていて、自然林もどんどん成長しています。『森林・林業白書』に毎年、グラフとともに出ているのに、誰も触れてこなかった。不思議です。 経済成長で森林以外の土地利用はどんどん変化しています。都市に住んでいると、宅地や工場が増え、緑がどんどん減っている。一方、山に行っても、木は徐々に大きくなっていくから、あまり増えているとは思わない。それで、森林は減っている、だから植えなければいけないという先入観が出来てしまっているのでしょう。 しかし、実は山の斜面で木はどんどん増えている。日の森林というのは非常に豊かです。それで「森林飽和」というタイトルをつけて、「

    日本には木が多すぎる:日経ビジネスオンライン
  • 地下鉄乗車中に首都直下地震が発生したら?:日経ビジネスオンライン

    渡辺 実 防災・危機管理ジャーナリスト 株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日災害情報学会理事、NPO法人日災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。 この著者の記事を見る

    地下鉄乗車中に首都直下地震が発生したら?:日経ビジネスオンライン
  • 中国の「レーダー照射」「領空侵犯」は何を意味しているのか:日経ビジネスオンライン

    2月5日、小野寺五典防衛大臣は緊急記者会見を行い、「東シナ海で1月30日、中国海軍のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用のレーダーを照射していた」ことを明らかにした。小野寺防衛大臣は「大変異常なことであり、一歩間違えると、危険な状況に陥ることになると認識している」と述べ、外務省が中国側に抗議したことを明らかにした。 射撃の際に使う火器管制レーダーの照射は、言うまでもなくかなりの挑発行為だ。 東シナ海における挑発的な行動に含まれている、中国政府の意図を分析してみよう。 2012年12月13日午前11時前後、中国の航空機が尖閣諸島の上空で領空侵犯をした。この日付と時刻を覚えておいていただきたい。 昨年9月11日の野田内閣による尖閣諸島国有化の閣議決定以来、尖閣諸島周辺で中国の漁業監視船や海洋監視船が航行を続け、領海外側にある接続水域を出入りする状態がほぼ常態化していた。しかし領空を侵犯

    中国の「レーダー照射」「領空侵犯」は何を意味しているのか:日経ビジネスオンライン
  • タイムラインを埋め尽くすあいつ:日経ビジネスオンライン

    その日、私のツイッターのタイムラインはイカで埋まった。 ここ最近、同調圧力という言葉をWEB上でよく見かける。 いや、私がフォローしているような方々は、世の中ではあたりまえと考えられていることに、そう易々とは同調しない偏屈な人が多く、同じ意見や見解ばかりTLに並ぶ、という事態には、ほとんどならない。 ただ、そういう方達でも、そのときどきのTL上で話題になっている事柄……大きなニュースや、数多くリツイートされたつぶやきや、トレンド欄に並ぶようなワードに対して、まるきり無関心でいられる(あるいは無関心であるふりをしていられる)我慢強い人は、そう多くはない。 たいていの人は、乗っかる。 実は自分がさほど詳しくない話題であっても。 ここは一言、俺もなにかいっておかないといけないんじゃないか、という誰にいわれたわけでもない謎の義務感に突き動かされ、bitの無駄づかいのようなつぶやきをしてしまう。そし

    タイムラインを埋め尽くすあいつ:日経ビジネスオンライン
  • ルミネに立ち向かった喫茶店:日経ビジネスオンライン

    また1つ、大切な店が消えた。 連絡が来たとき、街は既に夕暮れ時を迎えていた。「今日中に出て行けと言われた」。都内某所にある行きつけのビストロの主人から、そうメールが入った。メディアにもたびたび登場し、ファンも多い人気店だ。10年近くの間、競争の激しい一等地で営業を続けてきた。 経営が赤字だったわけでも、契約違反があったわけでもない。ただ、スポンサー企業の業績が悪化し、急遽、店を閉めるよう言われたとのことだった。釈然としないまま、会後、最終の電車でその店に向かった。店内では企業側の担当者や行きつけのファン、飲店関係者らが渋面を作っていた。 荷造りには数時間を費やした。店の味を支え続けた鉄鍋やミルクパンや秤を抱えて店を出たとき、時計の針は明け方の4時を回っていた。虚脱感を覚えながら各々無言でタクシーに乗り、慣れ親しんだ店を後にした。 個人店が消えてゆく。 「先月まであった店が、今月行ったら

    ルミネに立ち向かった喫茶店:日経ビジネスオンライン