ベトナム 代理出産を限定容認 同性婚の禁止撤廃も ベトナムの国営メディアなどによると、同国国会は19日、婚姻家族法の改正案を可決した。代理出産を限定的に認めることを明記したほか、同性婚の禁止規定を撤廃した。施行は来年1月1日。 代理出産は2003年の政府決定で禁止されてきた。今回の改正で同法に代理出産に関する規定が新たに盛り込まれた。 代理出産は「人道的目的」のみに限定し、代理母は依頼夫婦の親族に限るなどさまざまな条件をつけた。代理出産を依頼した夫婦が、生まれた子どもの親として認定されるとした。 一方、同性婚に関しては、同法にあった禁止規定はなくしたものの正式容認はしておらず、これまで通り結婚登録はできない。政府は既に昨年、同性同士が結婚式を行った場合に科していた罰金を廃止している。(共同)