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ブックマーク / techvisor.jp (23)

  • 職務発明制度改正案について:日本の技術者は搾取されているのか | 栗原潔のIT弁理士日記

    追記(14/09/04 07:35)朝日の誤報説が強まってきました。特許を受ける権利を最初から会社に帰属させる方向で改正が議論されているという点は間違いがないのですが、末尾で引用した「これまでは、十分な報償金を社員に支払うことを条件にする方向だったが、経済界の強い要望を踏まえ、こうした条件もなくす。」が「飛ばし」くさいです。詳しくはブログの新エントリーを参照ください。 朝日新聞に「特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換」なんて記事が載ってます。特許法の職務発明規定(35条)の改正に関する話です。 この件については今までも様々な報道が乱れ飛んでおり、しかも「ソースは朝日」なのではありますが、一応の信頼性があるものとして話を進めます。 まず、簡単に基のおさらいから(ちょっと前に栗原がThe Pageに寄稿した記事もご参照ください)。 日の現在の特許制度では、発明をした人に「

    職務発明制度改正案について:日本の技術者は搾取されているのか | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2014/09/04
    >ソースは朝日
  • アナ雪DVDの無料上映会に対してディズニーは何ができるのか | 栗原潔のIT弁理士日記

    神戸新聞のサイトに「アナ雪ロングランの陰で…市民向け上映会が中止」なんて記事が載ってます。「アナと雪の女王」の市民向け上映会が配給元からの求めで中止に追い込まれているらしいです(上映を行なってしまった自治体もあり混乱が続いているそうです)。 しかし、そもそも、日の著作権法の規定では、非営利・入場無料・無報酬という条件であれば、自由に上映できます(上演・演奏の場合と同様です)。 第38条1項 公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。 地方自治体等が市民のために行なう入場無料の上

    アナ雪DVDの無料上映会に対してディズニーは何ができるのか | 栗原潔のIT弁理士日記
  • 著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について | 栗原潔のIT弁理士日記

    TPP交渉の一環として著作権の保護期間が著作者死後70年に延長される可能性が高そうです(参照記事)。最終的にどのように確定するかはわからないのですが、既に著作権切れになっている著作物に適用されるのか、日の特殊事情である戦時加算がどうなるのか気になります(追記:日では今まで著作権切れになった著作物が保護期間の延長により著作権を回復したことはないですが、世界的にはそうでないケースもありますし(たとえば、欧州連合の指令等)、今回は国際的な交渉事なのでどのような条件を飲まされるかわかりません)。 仮に既にパブリックドメイン(PD)になっている著作物にも遡及適用されることになると、青空文庫で公開されているPDの文学作品が公開不可になってしまうのが問題と考える人も多いと思います。 ここでは、自分の関心分野であるジャズ関係の楽曲について考えてみます。 ジャズ系で今でもよく演奏されるスタンダードナンバ

    著作権保護期間の延長と「ガーシュインショック」について | 栗原潔のIT弁理士日記
  • 三井住友銀行ネットバンクの暗証が数字4桁になった件 | 栗原潔のIT弁理士日記

    高木先生案件かもしれません。 ネットバンクでは基的にトークン(ワンタイムパスワード生成機)を使うようにしています。トークンとは一定時間毎に暗号化による6桁のパスワードを表示する親指くらいの大きさのデバイスです。 ジャパンネット銀行ですと、ログイン時はパスワード(自分で決めた英数字最大8文字)でログイン可、振込みや限度額変更など重要な処理の場合にトークンが表示するワンタイムパスワードを入力という合理的な設計になっています。 一方、三井住友銀行(SMBCダイレクト)はログイン時はパスワード(自分で決めた英数字最大8文字)とトークンのワンタイムパスワードの両方が必要、そして、振込みや限度額変更など重要な処理の場合にはもうトークンは関係なくて、昔ながらの暗証カードが必要、という変てこな仕様になっていました。 これですと外出先から振込みがあったか確認したいなんて場合にトークンを持ち歩かなければなり

    三井住友銀行ネットバンクの暗証が数字4桁になった件 | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2014/02/28
    >この設計をした人の顔が見たいです。
  • いっそのこと著作権法の新解釈でダビングサービスは全部合法になってしまえばいいのに | 栗原潔のIT弁理士日記

    ちょっと前のやまもといちろう氏のYahoo!個人ニュース「今年は著作権にまつわる諸々が色々とこじれて表面化しそうな予感がします」で自分のツイートが引用されてるようです。文脈を明確にしてちゃんと論じた方が良い話題だと思うので、ここで繰り返し検討してみます。 知財法界の重鎮である田村善之北大教授の論稿「自炊代行業者と著作権侵害の成否」について触れたブログ「企業法務戦士の雑感」の記事「ついに世に出た“真打ち”的評釈」に関する私のツイートがやまもと氏に拾われたという流れです。 先に一般的な説明をしておくと、法律解釈とは単純に杓子定規に条文を当てはめるものではありません。こうあるべきという規範が解釈する人(典型的には裁判官)の頭の中にあって、それに適合するように条文を解釈していくのが通常のプロセスです。 ただし、条文と完全に矛盾する解釈を行なうことはできません。たとえば、「今の18歳は十分大人なので

    いっそのこと著作権法の新解釈でダビングサービスは全部合法になってしまえばいいのに | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2014/01/15
    >おじいちゃんのために孫が新聞を拡大コピーしてあげるとかそういうレベルであれば「使用をする者と同一視できる補助者」による複製は許されるとされているので、多少の解釈の入る余地はあるでしょう。
  • 【速報】「自炊代行」は著作権侵害との地裁判決 | 栗原潔のIT弁理士日記

    東京地裁において、浅田次郎氏などの作家7名がスキャン代行業者を著作権侵害で訴えていたいわゆる「自炊代行」裁判の判決が出ました(共同通信、日経)。著作権侵害が認定され、2業者に差し止めと計140万円の賠償を命じられたそうです。 個人的感想を言えば「残念」ではありますが、今の日の著作権法の規定ではしょうがないと言えます。 ここで、まず、前提と事実関係をもう一度整理しておきましょう。 「自炊」とは手持ちのをスキャンして電子化してタブレット等で読めるようにする行為の俗称です(もともとは隠語だったのに今は一般メディアでも使われる言葉になってしまいました。) 自分でスキャンして自分で読む「自炊」行為自体は合法です。根拠は著作権法30条(私的使用目的複製)です。(下線強調は栗原) 第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準

    【速報】「自炊代行」は著作権侵害との地裁判決 | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2013/09/30
    わかったからとっとと電子版の本を売ってください>「スキャン業者は利用者の手足として動いているだけなので『その使用をする者』に該当する」といった「画期的解釈」もないわけではないかもとちょっとだけ期待する
  • 【速報】アップルのLightningコネクタの特許が登録されそうです | 栗原潔のIT弁理士日記

    iOS7のアップデートに伴いアップルの独自コネクタLightningの非正規互換製品が使用できなくなったようです(MacRumorの参考記事)。今のところは警告ダイアログが出るだけのようですが、アップルの判断でいつか当に使えなくなるかもしれません。 Lightningに認証機能が入っているというのはiPhone5の発売当初から知られていました。非正規品には認証機能をバイパスする仕組みが入っていたのがiOS7でそのバイパス機能が無効にされたようです(MacRumorの記事によると中国の非正規品メーカーがiOS7でも動作する互換品を作ると豪語しています)。 さて、当然ながら、特許出願されているであろうと調べてみると、Apple Insiderの記事(Apple’s Lightning connector detailed in extensive new patent filings)が見つ

    【速報】アップルのLightningコネクタの特許が登録されそうです | 栗原潔のIT弁理士日記
  • iWatchの特許公開公報を読んでみたらこんな感じでした | 栗原潔のIT弁理士日記

    AppleのNext Big Thingがスマートウォッチ(通称、iWatch)になりそうなことはよく知られています。なお、実際にiWatchの名称で商品化すると、また世界各国で商標関係で一悶着ありそうな気がしますが、それはまた別の機会に書くこととして、最近公開されたAppleのスマートウォッチ関連特許出願(US 20130044215 A1)からiWatchがどんなものになるかを予測してみようと思います(なお、一部報道ではデザイン特許と書かれているようですが、これは意匠登録出願ではなく、通常の特許出願(utility patent)です)。 なお、別に特許出願(さらには特許権取得)したからと言って製品をその通りに作らなければいけないということはありません。最終製品が特許公報の内容と異なったものになる可能性は十分にあります。 発明の名称は「Bi-stable spring with fle

    iWatchの特許公開公報を読んでみたらこんな感じでした | 栗原潔のIT弁理士日記
  • サムスンのスマートウォッチのコレジャナイ感とiWatchへの期待について | 栗原潔のIT弁理士日記

    サムスンがスマートウォッチ製品Galaxy Gearを発表しました。TechCruchのレビューによればなかなかナイスな製品のようです。個人的には、バンド部分にカメラが内蔵されており単独で写真が撮れるのが気になりました(この機能、プライバシー関連でまた一悶着ありそうですが)。(写真はTechCrunchより引用) しかし、機能的な話は別として、Galaxy Gearも既存のスマートウォッチ製品が共通に持っている問題点を解消できていないように思えます。その問題点とは「カッコ悪い」ということです。たとえば、既に販売されているソニーのAndroidウォッチを見ても同様です。(写真はSony Storeより引用) 私を含めたギークな人々は買うかもしれませんが、他の一般的なファッションセンスの人々、特に女性はデザイン面で購入を躊躇する可能性があるでしょう。なにしろ、手首は、不正確な機械式腕時計にファ

    サムスンのスマートウォッチのコレジャナイ感とiWatchへの期待について | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2013/09/09
    >Galaxy Gearも既存のスマートウォッチ製品が共通に持っている問題点を解消できていないように思えます。その問題点とは「カッコ悪い」ということです。
  • 任天堂が裸眼3D特許侵害で訴えられた件について:企業に自分のアイデアを売り込む際の心得 | 栗原潔のIT弁理士日記

    SONYの元社員の人が裸眼立体視に関する特許権侵害で米国任天堂を訴えたというニュースがありました(参照記事)。 この人が2003年に自身が発明した技術を任天堂に対してデモしたところ、その後ライセンス契約もなしに3DSが開発・製造・販売されてしまったということです。任天堂側は3D技術はこの人以外からも見せてもらっているし、そもそも特許技術と3DSの技術は違うものであると主張しているそうです(まあ、普通はそう反論するでしょう)。 この件、どちらに分があるのかは報道情報だけではわかりませんが、この手の話は一般的に問題になりがちです。拙訳『オープンイノベーション』では、Go Computing社の役員がMicrosoftにPenPoint OSの技術を説明しに行ってライセンス交渉をしたところ、交渉は不成立、しかし、翌年にはMicrosoftがPenPoint OSとそっくりのWindows for

    任天堂が裸眼3D特許侵害で訴えられた件について:企業に自分のアイデアを売り込む際の心得 | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2013/08/30
    >弊社が仲介者になってワンタイム制の料金でタイムスタンプを打つサービスなども考えてます(書いてしまうと1回5,000円くらいの料金体系を考えてます)
  • 【速報】ついに出てしまった非破壊型書籍スキャナーScanSnap SV600 | 栗原潔のIT弁理士日記

    ScanSnapの新モデルが出たということで「この前出たばっかりなのに..」と思ったらなんと非破壊型(裁断なしでを開いたままでスキャンできる)でした(参照記事)。 (写真はPFUのサイトより) 見開きにしたの湾曲を自動的に補正する「ブック補正」や、スキャン時にページをめくったことをセンサーで自動検出し連続スキャンできる「ページめくり検出」機能などが用意されており、高品質なスキャンデータを簡単に制作できる。読み取り速度は1枚当たり約3秒以下。 だそうです。300ページのだと見開きでスキャンして約7分、ちょっと面倒ですが、ただページをめくっていくだけの作業なので音楽でも聴きながらやればすぐできそうです。少なくとも通常のフラットベッドスキャナーでスキャンするよりははるかに楽です。価格は59,800円、時がたてばもっと安くなるでしょう。大きさは210(幅)×156(奥行き)×383(高さ)ミ

    【速報】ついに出てしまった非破壊型書籍スキャナーScanSnap SV600 | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2013/06/14
    >見開きにした本の湾曲を自動的に補正する「ブック補正」や、スキャン時にページをめくったことをセンサーで自動検出し連続スキャンできる「ページめくり検出」機能など
  • スマホから視聴できる「専用テレビ」は誰得商品なのか? | 栗原潔のIT弁理士日記

    日経に「NHK・民放番組、スマホでどこでも 専用TV経由」なんて記事が載ってます(最近は日経の記事も信憑性を欠いているので他媒体にも載るまでは信用できないですが)。 要は、ソニー、東芝、パナソニックが年内をめどにテレビ放送をインターネット経由でスマホ、PC、タブレットに転送する「専用TV」を作るという話です。「価格は通常のテレビより最大で数万円高くなる見通し。テレビの買い替え需要が発生する可能性がある」ということで、3Dテレビが(笑)になってしまった現状、テレビの新規需要を喚起するための苦肉の策という感じです。 テクノロジー的に言えばSlingBox内蔵テレビということだと思いますが、テレビ以外のボックスを買ったり設定したりするのは躊躇する層が、スポーツ中継などを通勤時に見たり、国外から日テレビを見たりしたいといニーズは多少はあるのかもしれません。 ただ、日経の記事から判断するに録画番

    スマホから視聴できる「専用テレビ」は誰得商品なのか? | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2013/05/05
    TV局しか得しないよね。売れないけど。
  • スマートウォッチのキラーアプリケーションを考える | 栗原潔のIT弁理士日記

    スマートウォッチと呼ばれているカテゴリーの製品はいくつかあります。最近では、PebbleというiPhoneAndroidと連携して使えるスマートウォッチ製品がクラウドファンディング・サイトのKickStarter始まって以来のスピードでファンディングされたことが話題になりました。ただ、マニア層を越えて、マスへの普及という点ではスマートウォッチというカテゴリー全体としてまだまだです。 言うまでもなく、マスで成功するためには、何らかのキラーアプリケーションによる「キャズム超え」が必要です。Appleを例に取れば、少なくとも、iPod、iPhoneiPadの世界ではAppleはこれに成功していると思いますが、AppleTVではまだまだといったところでしょう。iWatch(とたぶん呼ばれることになる製品)ではどうなるのでしょうか? 拙訳『インテンション・エコノミー』で、ドク・サールズは「ジョブ

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  • 2704 【小ネタ】ドクター中松の「ウデンワ」特許について

    まさかの3連続でドクター中松間連小ネタです。 前回のドクター中松名義の登録商標の中の「ウデンワ」ですが、聞き覚えがあると思ったら、2003年のITmediaの記事で紹介されていた「発明」でした(参照記事:「ドクター中松、第4世代携帯電話を発明!?」)。要は腕に携帯を取り付ける器具の「発明」です。楽天でも販売中です。(というか、楽天内にドクター中松ショップがあったんですね) 携帯を手から一番遠いところに置くことで心臓への電磁波の影響を防ぐ(ペースメーカー使ってない人でも意味があるんでしょうか?)、携帯の紛失を防ぐ、バッグがなくても携帯が邪魔にならないなどの特徴があるようです。 なお、スマートフォン版の「スマ手」もあるようです(こちらも、まだ登録はされていませんが、商標登録出願済みです)。 さて、この「ウデンワ」ですが、商標登録だけではなくて、特許も成立しています(第3227362号)。発明の

    2704 【小ネタ】ドクター中松の「ウデンワ」特許について
  • IIJのコンテナ型データセンター特許の驚きの内容とは | 栗原潔のIT弁理士日記

    IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)がコンテナ型データセンターに関する特許(第5064538号)を取得したというプレスリリースが出てましたので、ちょっと中身を調べてみました。 念のため書いておくと、コンテナ型データセンターとは、貨物用コンテナの中に、データセンターに必要なサーバ、ストレージ、ネットワーク、電源、冷却などの機器を入れることで、設置コストや設置時間を大幅に向上するテクノロジーです。特に、クラウド系のサービスにおいて多数のサーバを使用する際には重要なテクノロジーです。 特許のポイントはびっくりするほどシンプルで、コンテナの中でサーバラックを斜めに配置するというだけのことです。他にもいくつか付加的なアイデアをクレーム化しているのですが、結局、一番シンプルな(=一番範囲が広い)クレームで権利取得できています。この配置により、コンテナの奥行きを短くできて標準サイズのコンテナ

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  • アップル対サムスン裁判の東京地裁の判決文がアップされました | 栗原潔のIT弁理士日記

    先日のアップル対サムスン特許訴訟の判決文(PDF)がもう裁判所のサイトにアップされてます。最近は知財系の重要判決がわりとすぐにネットで公開されるケースが増えてきたのは喜ばしい限りです。とは言え、判決が出てもなかなか判決文が公開されないこともありますし(Winny裁判の最高裁判決はかなり時間がかかった記憶があります)、米国のように裁判の途中経過が見られるわけではないので、やはり今以上の改善を望むところです。 判決は世間的な注目度も高いので早期に公開されたものと思いますが、内容的には普通の特許侵害訴訟で、特別な論点があるわけでもなく、正直それほど興味深い内容ではありません。 なお、題に入る前に一点おわびです。先日の判決に関する速報エントリーでこの裁判で問題になっている特許を「おそらく、特許第4695653号」と推測したのですが、それは間違いで正しくは第4204977号「メディアプレーヤー

    アップル対サムスン裁判の東京地裁の判決文がアップされました | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2012/09/07
    アップルの特許は108まであるぞ>今後は、例の「バウンスバック」特許等のもう少し強力な特許の判決が出るはずなので、それを待ちたいと思います。
  • なぜ本を貸すのは良くてゲームを貸すのはダメなのか | 栗原潔のIT弁理士日記

    元タイトルは「なぜを貸すのはよくてゲーム機を貸すのはダメなのか」だったのですが問題の質はゲームソフトの貸し出しにあるので「ゲーム機」→「ゲーム」に変えました。どうもすみません。 ちょっと前のエントリーでホテル(に限らず営利事業をやっているお店)が客にゲーム機とソフトを貸し出して店内で遊ばせるのは著作権的にダメであると書きました(もちろん別途営利利用のライセンス契約を行なっていれば別です)。一方、客にを店内で読むために貸し出すのはOKであるとも。なぜ、ゲームで扱いが異なるのでしょうか?これ、実は著作権制度の根幹にかかわる結構深い問題なのでここで解説してみます。 まず、押さえておきたいポイントは、著作権法では、著作物を来の目的で使う行為をコントロールするという概念はないということです。つまり、音楽を聴いたり、を読んだり、映像を観たりする行為です。こういう人間の心の中で起こる行為を

    なぜ本を貸すのは良くてゲームを貸すのはダメなのか | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2011/09/01
    個別のデバイスに映したら「使用」で会場のスクリーンに映したら「利用」なんじゃないの?>紙の本を読む行為は明らかに「使用」ですが、電子書籍を読むは「使用」なんでしょうか「利用」(上映)なんでしょうか?
  • iTunes on Cloudは日本で展開可能なのか(著作権法的な意味で) | 栗原潔のIT弁理士日記

    (追記:2011/02/22 12:30)エントリーは2011年1月24日付のものです。最新情報についてはこちらのエントリーをご参照下さい。 「まねきTV」および「ロクラク」の両方において知財高裁の判断を否定する最高裁判決が出たことで、コンテンツを事業者のサイトのサーバに置いておくと、外部から見た限りはプライベートなサービスのように見えても、行為の主体が事業者であるとされ結果的に違法となってしまうケースが増えそうです。 両判決については、ブログ「企業法務戦士の雑感」において詳しく分析がされています(「まねきTV」の方、「ロクラク」の方)。ブログ主さんは、両サービスが違法であるとの認定をされたことについては別としてその結論に至るまでの論理構成について大丈夫なのかという懸念を持たれているようですが、私もその点は同意見です。 前回も述べたように、今までは個人が所有していた機器で行っていたことを

    iTunes on Cloudは日本で展開可能なのか(著作権法的な意味で) | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2011/09/01
    >問題になるのは、自己所有のCDをリップしてクラウド上のiTunesライブラリに置く場合です。
  • マイクロソフトの値千金の特許を分析する(1) | 栗原潔のIT弁理士日記

    マイクロソフトがAndroidベースの携帯機器メーカーとの特許ライセンス契約交渉を進めているのは周知と思います。Barnes&NoblesとMotorolaとは裁判中ですが、香港HTCを始めとするいくつかのメーカーとはライセンス契約を結んでいます。 この結果、たとえば、HTCのAndroid機器が1台売れるごとにマイクソフトには5ドルのロイヤリティ収益が入ると言われています。この収益機会は、マイクロソフトのWindows Phoneビジネスの収益機会よりも多いという見方もあります(参考記事)。つまり、マイクロソフトのモバイルビジネスにおける稼ぎ頭はWindows PhoneではなくAndroidという皮肉な状況ということです。 これをメーカーとしてどうなのよという意見もあるかと思いますが、イノベーションによる収益を最大化するのは経営者の義務ですし、適切なライセンス料金徴収にフォーカスしてい

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    tarchan
    tarchan 2011/07/14
    こんなアイデアでAndroid端末1台毎に5ドルとはおいしい話ですね。
  • 「自炊」に関する著作権法と社会通念について | 栗原潔のIT弁理士日記

    MSN産経ニュースの「『自炊』に法が追いつけない…解釈あいまいな私的複製」という記事がはてブ、twitter等で結構注目されているようです。いわゆる「自炊」問題にフォーカスして、日の現行著作権法の私的複製の問題を取り上げたのはよいと思うのですが、「自炊の森」の話とBOOKSCANの話を一緒に扱っているのでちょっとわかりにくくなっているかと思います。 また、タイトルの「解釈あいまいな私的複製」というのもちょっとピント外れだと思います。問題は解釈があいまいな点にあるのではなく、法律が杓子定規過ぎて実情にあった解釈が許されない点にあると思うからです。 このブログでも何回か書いていますが自炊関連の問題点をまとめてみます。今、問題になっている「自炊」支援型のビジネスモデルは大きく2つに分けられます 1.BOOKSCAN系(スキャン代行業) 個人所有の書籍の裁断+スキャン作業を代行裁断は破棄する(

    「自炊」に関する著作権法と社会通念について | 栗原潔のIT弁理士日記
    tarchan
    tarchan 2011/05/24
    >問題は解釈があいまいな点にあるのではなく、法律が杓子定規過ぎて実情にあった解釈が許されない点にあると思うからです。