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日本は狭い国土ですので、都市部では上下水道、通信、電力、地下鉄、道路、雨水貯留などのためにトンネルを掘らなくてはなりません。山岳部でも道路を通す、線路をひく、などの場合にはトンネルを掘らなくてはなりません。日本の都市部は不安定な柔らかい地下となっており、そこを地上に影響がないように掘る必要から、その技術は世界有数のものになりました。 日本が世界に誇るトンネル掘削技術、それに使われるシールドマシンという掘削機械について、日立造船株式会社、機械インフラ本部、産業機械ビジネスユニットの花岡泰治さんにお話を伺いました。 トンネルを掘るために使われる巨大な機械、それが「シールドマシン」です。まずこのシールドマシンについてご紹介します。 ■シールドマシンの仕組みの話 シールドマシンは通常は円筒状の形をしています。シールドは「盾」という意味です。盾で守られた円筒状のものを作り、その内部で掘削作業とトン
残念ながら、今、自分が大学を卒業したと仮定して、日本には就職したいエレクトロニクス関連の企業がない。インターネット関連の技術者なら米Google社、電子機器を作りたいのなら米Apple社に入りたい、と多くの人が思うだろう。日本人として、この状況は悲しい限りだ。 なかじま さとし 米Microsoft社でWindows 95や同98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフ・アーキテクトを務める。2000年にMicrosoft社を退職し、UIEvolution社を設立、現在もプログラマーとして活躍中。(写真:吉田 明弘) 日本の会社で面白いと思うのは、例えばユニクロのファーストリテイリングだ。元気があるし、経営のトップがはっきりと戦略を打ち出している。これほど明確なビジョンを示している企業は、日本の大手電機にはないと思う。技術系企業の最終目標は、技術者にとって働きがいのある
東北新幹線 揺れ9秒前に減速 4月5日 19時20分 今回の地震で、東北新幹線は地震の揺れをいち早く検知するシステムが作動して、最初の揺れの9秒前、最も大きい揺れが起きる1分10秒前に非常ブレーキをかけて減速を始めていたことが分かりました。JR東日本は、この効果もあって新幹線が脱線を免れたとみて、データの詳しい解析を進めています。 地震発生当時、東北新幹線は27本の列車が乗客を乗せて走っていましたが、いずれも脱線せず停止しました。JR東日本は、東北新幹線の沿線のほかに、太平洋沿岸にも岩手県の宮古や宮城県の牡鹿半島などに9つの地震計を設置し、揺れをいち早く検知して列車を減速させる「早期地震検知システム」を備えています。今回は、東北新幹線の線路からおよそ50キロ離れた牡鹿半島の地震計が、午後2時47分3秒に運転中止の基準となる「120ガル」という地震の加速度を捉えました。このため、システムが自
日本在住のHacker Newsメンバー・起業家Patrick McKenzieが英語圏ニュースの報道に不満を感じて日本の状況を自国に伝えている。 「Some Perspective On The Japan Earthquake」「現地から見た日本の地震」とでも訳すべきなのだろうか。 http://www.kalzumeus.com/2011/03/13/some-perspective-on-the-japan-earthquake/ 日本の地理の基礎知識 {地理に関しては割愛させてもらう。しかし面白い観察をしている} 本州はデカい。「小さな島国」を自称することがまず無いイギリスよりも大きい。その800マイルの全長はシカゴからニューオーリンズにまで逹っする長さだ。家族や友人を心配させている日本に関する報道は(ニューオーリンズを壊滅した)ハリケーンのカタリナ後にシカゴの市長に電話して「大
“近未来”を感じさせる商品で消費者の注目を集めるアップルとソニー。最近でも、アップルのパッド型端末「iPad(アイパッド)」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの携帯電話「Xperia(エクスぺリア)」の発売で行列ができたばかりだ。 この両社がそれぞれ、どのように素材を活かし、製品の魅力を輝かせているのか。代表作を取り上げて見ていこう。 iPod nanoが多色展開できるわけ まずアップルが携帯音楽プレーヤー「iPod nano(アイポッド・ナノ)」で採用したことで、注目を集めたのが陽極酸化処理という方法だ。 陽極酸化処理とは、簡単に説明すると、水溶液中の電解によって金属素材の表面を酸化させる処理のこと。一般的に水を電気分解すると、陽(+)極からは酸素、陰極(-)からは水素が発生する。この時、金属素材を陽極として電気分解すると、陽極から発生する酸素と金属素材が化学反応を起こし
国内のネットのオリンピックの審査結果の評判を聞いているとこんな感じだ。 ・キムヨナは採点基準を追求した点取り型の演技で技術的には浅田真央の方がレベルが高い。 ・浅田真央は世界初のトリプルアクセルを成立させたが、採点基準の上では低くなる。 なんだか、いつもヘンな技術にこだわってスカタンをする日本のメーカーみたいで笑ってしまった。 ここでも言われているように、日本以外の国では、韓国のデジタル家電の方が日本製品よりメジャーなモノが多い。価格も安いし、ユーザーのニーズに沿った製品を作ってくる。ヘンな機能を追及したりしていないからだ。 浅田真央のように、日本のメーカーはヘンに技術にこだわることが多い。 たとえば、ソニーがビデオのベータマックスを出したとき、なぜか「カセットの大きさ」にこだわっていた。彼らは、文庫本サイズにこだわった。おかげで初代ベータは1時間しか録画できなかった。そこはこだわるべき
「ミウラ折り」の始めは1970年のIASSシンポジュウムでの東京大学・宇宙科学研究所教授・三浦公亮氏の論文発表です。 その後、折り畳み構造の「ミウラ折り」(miura-ori)は、太陽系探査衛星「はるか」や「スペースシャトル」の「ソーラパネル」、「宇宙構造物」として宇宙空間に多数投入されたばかりでなく、近未来では「ソーラヨット」(太陽帆船)までも計画されています。 優れた特性の「ミウラ折り」は、紙シート、特に地図(マップ)の折り畳みにも取り上げられ、試みられてきましたが、これらの手法は1度作った折り目を再び折り返す伝統的な「折り紙」手法なので、本来的な ‘折り’ 特性の一部を放棄することになり、量産化や製作コストに問題がありました。 弊社は、発案者である三浦公亮氏から商標を譲り受け、同氏の同意により商標権を確立すると同時的に、“マスター・プレート” を用いた独自の「ミウラ折り」製法の開発成
奇跡の復活――。4台あるエンジンのうち3台が停止し、小惑星イトカワから地球への帰還が危ぶまれていた日本の探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は19日、故障していた2台のエンジンを組み合わせて、1台分のエンジンの推進力を得ることに成功したと発表した。 もう1台のエンジンの温存が可能となり、予定通り来年6月に地球へ帰還できる見通しとなった。 はやぶさは、2003年5月の打ち上げ直後に1台のエンジンがトラブルで停止。その後も様々な機体のトラブルに見舞われたが、05年11月に地球から約3億キロ・メートル離れたイトカワに着陸した。07年4月には、もう一つのエンジンの部品が劣化して、運用を中止した。 満身創痍の機体は、残る2台のエンジンを交互に運用して地球への帰還を目指した。しかし、うち1台が、今月9日に故障していた。 エンジン復活に向け、宇宙機構は、故障した3台のうち、早い段階で運転を中
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前の記事 アップルがマイクロソフトに救われた日(動画) iPhoneを傾けると機体も模倣:無人航空機を操縦(動画) 次の記事 「日本の全自動ラーメン・ロボット」が各国で話題(動画) 2009年8月10日 # Priya Ganapati 動画は、韓国の『JP News日本が丸見え!』より。 日本にあるラーメン店では、2台のロボットたちが「完璧なラーメン」を作成している。 [名古屋市中区にある]『ふぁ〜めん』という店で、2台のロボットアームたちが協力しあい、忙しい日には1日に800杯のラーメンを作っているのだ。 動画でわかるように、ロボットたちはレードルを使ってスープをどんぶりに入れ、麺をゆでて入れ、トッピングをふりかける。1杯を完成させるのにかかる時間は1分40秒ほどだ。彼らが正確に仕事をこなしていくのを見るのは面白い。ロイターの記事によると、ラーメン作りにロボットを活用する利点は、この正
知り合いの勧めで録画したままにしてあった「官僚たちの夏」を今になって見ている私だが、あのドラマを単純に「なぜ戦後の日本はあれほどの急成長をとげたのか」という視点から見るだけでなく、「その同じ日本でなぜガラパゴス携帯ができてしまったのか」を考えながら見るとより面白い。 「今の官僚や企業が(あのころの官僚や企業とくらべて)だらしないから」という見方もあるかも知れないが、私としては「そもそも官僚主導の産業政策が今の時代に合わなくなっている」と見る方が正解に近いように思える。 もちろん、その場その場で異なる状況があるので、あまりに単純化して見るのは危険だが、少なくともアナログ方式からデジタル方式に移行した2Gケータイの時代に霞ヶ関主導で「モトローラやノキアなどの海外メーカーに席巻されることを嫌い、あえて日本独自の方式を採用して国内の携帯機器産業を保護・育成しようとした」ことは歴然とした事実である。
昨日の続きです。 電子マネーの普及を考えると、1995年からイギリスのスウィンドン市で行われていたMondexという電子マネーの実証実験のことを思い出さずにいられません。Mondexはイギリスの銀行とベンチャー企業の協同事業でした。世界中から多くの見学者が訪れました。知人も見に行っていたことを懐かしく思い出します。 その時は、まさかここまで電子マネーが普及するとは思いませんでした。あくまで実験であって、まだまだ先の話だろうという認識でした。実際、Mondexはカードを端末に差し込んで使う「接触型」であり、端末使用の煩わしさが問題になっていた記憶があります。クレジットカードの暗証番号認証が毎回発生するようなイメージです。確かにこのやりとりは小売店側からすると面倒です。Mondexはその後MasterCardに買収されましたが、その後世界の表舞台に出てくることはなくなっている印象です。 電子マ
「これはひどい」をつけざるを得ない話。けど単純にキヤノンがひどい、で済むような話ではなく、「日本やばくね?」という話です。 キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角(上)(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン 1.キヤノンのハイエンド向け一眼レフで不良が起きまくってる。 2.不具合の要因は、製造工程の不備によるものらしい。 3.製造工程を担っているのはキヤノンの社員ではなく、請負の会社 4.ただし彼らは派遣契約ではなく、あくまでも請負会社の社員なのでキヤノンの生産管理が直接作業担当に指導することはできない。 5.何故なら直接指導すると、派遣契約と言う扱いになって3年後には社員にしなくてはいけないから。(キヤノンは製造現場で派遣労働者を使っていないことになってる) 6.つまり工場内オフショアであり、生産に必要な環境を貸して、外注として作っても
1 名前: すずめちゃん(東京都):2009/03/16(月) 18:18:45.07 ID:96suNcCy ?PLT 若い女性そっくりの外観で、しなやかに振る舞うロボット「HRP−4C」を、 産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発、16日、公開した。 ロボットは、ファッションモデルのような歩き方で登場。顔には、大きな目、 小さな鼻があり、ほほ笑んだり、驚いた表情を見せたりした。身長は158センチ、 体重はバッテリーを含め43キロ。一度の充電で約20分動く。 デパートで「歩くマネキン」としての利用も考えられるとしており、早ければ 1年後に販売を始めたいという。 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090316/trd0903161719009-n1.htm ●動画 http://www.aist.go.jp/
最近、知り合いの東大教授から面白いことを聞いた。「東大には、なぜか管理学系の学科がないのです。」と、この先生は言う。「たとえば工学部には管理工学科とか経営工学科といった学科がありません。経済学部には一応、経営学科がありますが、実質的には経済学科とは垣根が低く、一体に近いようです。工学系大学院にMOT(Management of Technology)を意識した『技術経営戦略学』が最近設置されたのが、唯一それに近い存在でしょうか。」 つまり、日本の最高峰と世間で言われている学府は、どうも「管理」を学問や教育の対象とは考えていない、ということらしいのだ。京大についても、Wikipediaで調べてみると「経営管理大学院」はあるが、これもつい最近(2006年)に設置されたばかりである。事情は東西でよく似たようなものらしい。こういう話は、生産管理だとかプロジェクト・マネジメントだとかで飯を食っている
先日、「なぜ日本はこんなにオーバースペックなのか?」と書きました。国民性を含め複合的な要因があるのでしょうが、一番大きな理由は「イノベーションが起こせないから、オーバースペックに陥っている」ということでしょう。 下記の図をご覧ください。 “商品A”が発売された最初の時点(左下の起点)では、技術は未熟で不良品も多く、故障率も高い不安定な商品です。 それが何年も売れ続けているうちにどんどん改善され、最終的にはほとんど壊れない商品になります。たとえばテレビは今やほとんど故障しませんよね。技術的に安定し、かつ、消費者が求める機能は全部装備されています。この改善が赤の実線です。 その後もこの企業が商品Aしかもっていないと、(クリーム色の)“オーバースペックゾーン”に入り込んでしまいます。求められている以上に品質を向上し(=その商品を50年使う人はほとんどいないのに、50年壊れない部品を使うなど)、お
「ニッポンは資源国だった」――そんな夢のような話が現実に向けて動き始めた。使わなくなった携帯電話やパソコンから採れる「廃品回収」のことではない。海底深く眠る本格的な海洋資源だ。経済産業省がまとめた「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画(案)」によると、次世代エネルギーとして期待され、日本近海に大量に埋蔵されているとされるメタンハイドレートを、2018年度までに商業化するという。 「燃える氷」と呼ばれるメタンと水が結びついた固体状の物質 資源産出国で台頭してきた「資源ナショナリズム」によって、日本はエネルギー・鉱物資源の安定供給に支障を来たす事態が予想されている。エネルギー資源に乏しい日本は、外交手段を使って資源産出国との関係強化に努めてきた。 資源不足の結果として、世界の最先端を行く省エネ技術を身につけてきたことはあるが、日本人は常に頭を痛めてきたのがエネルギー資源確保の問題だ。 ところが、こ
航空機にロケットを取り付けて、上空で衛星を打ち上げる「空中発射」の想像図(無人宇宙実験システム研究開発機構提供) 衛星を搭載したロケットを航空機に取り付け、上空で打ち上げる空中発射システムの実用化研究に政府が乗り出した。 世界の衛星需要は、開発期間が短くてすむ小型衛星を、必要なときすぐに打ち上げる「即応型」へ移行しており、世界的な競争力を維持するためにも、それにふさわしい打ち上げ手段が必要になった。 空中発射は、航空機にロケットを取り付けて離陸し、公海上でロケットを切り離し、さらに衛星を分離して軌道に乗せる技術。地上の大がかりな打ち上げ施設を必要とせず、しかも、地元漁業関係者らとの協議が必要な打ち上げ時期の制約が減ることなどから、低価格で機動的な打ち上げが可能になる。米企業が20年前から商用打ち上げを実施しているほか、各国が研究に取り組んでいる。 経済産業省は、無人宇宙実験システム研究開発
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