新型コロナウイルスの感染拡大を受け、品薄になっているマスクを露店や路上で販売する業者が、大阪府内で目撃されている。マスクの高額転売や、公道で無許可で販売することは法令で禁じられており、近隣住民などからは「違法ではないか」という通報が相次ぐ。ただ、一見した限りでは違法かどうかの見分けがつきにくいケースもあり、府警は対応に苦慮している。 「マスク販売 50枚3500円」。東大阪市内で15日午前、段ボールの手書き看板が民家の外壁に掲げられていた。若い男性が、民家の敷地内に置かれた机に箱入りのマスクを大量に並べており、買っていく客もいた。