DWHアプライアンスとは これまでの連載で紹介してきたNoSQLデータベース(関連記事:NoSQLデータベースがビッグデータ対象のDWH基盤に適しているわけ)やカラム型データベース(関連記事:列単位格納でビッグデータの高速処理を実現するカラム型データベース)は、従来の標準的なリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)とは違ったアーキテクチャを持つデータベース技術を用いることで、データウェアハウス(DWH)特有のボトルネックを解消するアプローチだった。それに対してDWHアプライアンスは、標準的なRDBMSとハードウェアレベルでの高速化技術を組み合わせることによって、DWH特有のボトルネックを解消するアプローチといえる。 シェアードナッシングアーキテクチャによる高速化 主なDWHアプライアンス製品に採用されている高速化技術で代表的なものが、「シェアードナッシングアーキテクチャ」だ。シ