5月度のセキュリティレポートによれば、標的型攻撃の痕跡とみられる不正プログラムの感染報告が企業から多数寄せられたという。 トレンドマイクロは6月6日、5月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。標的型攻撃の痕跡とみられる不正プログラムの感染報告が企業から相次いだとしている。 それによると、企業から「MAL_XIN10」というファイルの感染報告が24件あった。MAL_XIN10は、バックドア型の不正プログラム「BKDR_POISON」がユーザーのキー入力情報を記録したファイルで、特定のフォルダに保存されるという。MAL_XIN10のみを検出するケースも多く、同社では「標的型攻撃の痕跡と考えられる」としている。 こうした攻撃では感染先の端末情報だけではなく、サーバのログインパスワードなどが含まれている場合があり、サーバからも情報を盗み取られる可能性がある。MAL_XIN10」を