J1柏などで活躍した洪明甫(ホンミョンボ)監督は、「難しい試合だったが、選手がよくやった。兵役に行かなくていいくらい、うれしい」と独特の表現で喜びを表した。 38分、オーバーエージで選出されたFW朴主永(パクチュヨン)が自陣深くからのロングボールを1人で持ち込み、ゴール右へ蹴りこんだ。日本守備陣を個人技で振り切っての得点に、「ボールを受けた時にバランスを崩したが、得点できてよかった」。57分にも具滋哲(クジャチョル)が追加点を奪い、終盤は全員で粘り強く守って日本にゴールを割らせなかった。 韓国では約2年の兵役があるが、五輪で3位以上になれば免除されるため、選手の士気も高かった。監督は、「韓国サッカー界が成長していく上でも重要なこと」と、若い選手たちの競技環境が変わらないことの意義を強調していた。(下山博之)