トランプのスピーチライターを務めるスティーブン・ミラー PHOTO: ALBIN LOHR-JONES / BLOOMBERG / GETTY IMAGES スティーブン・ミラーが初めて本格的な政治の世界に足を踏み入れたのは、高校生だったころだ。 地元の保守的なラジオ番組にゲストとして出演していた彼は、自分の通うリベラルな高校についての批判を繰り広げた。また、地元の新聞にも、ポリティカル・コレクトネスに苛まれた学校を批判する文章を寄稿している。 スペイン語の使用を許すことは「移民を無能として侮蔑する行為であり、また米国の理念である個人の力による成功を損ねることだ」とミラーは書いた。さらに、学校が未成年にコンドームを配布したこと、同性愛者のためのクラブの存在を許したこと、そして米国への忠誠の誓いを毎日おこなうべきなのに怠っていることを批判したのだ。 「まるで35歳の憲法学者のように思えた。そ