ストレスは「きっかけとなる出来事(ストレッサー)」と「出来事の受け止め方(認知的評価)」、「対処の仕方(コーピング)」、「心身の変化(ストレス反応)」の4つから成り立っているということを紹介しました。今回は「対処の仕方(コーピング)」についてお話しします。 みなさんは普段、ストレスがあるなと感じたとき、それを小さくするために、どんな工夫をしていますか? 前回は、出来事の受け止め方(認知的評価)がストレス反応に影響しているというお話でした。コーピングも、同じくストレス反応に影響するものです。 コーピングとは、自分のストレス(ストレッサー、ストレス反応)に対して行う意図的な対処のことをいいます。ストレスへの対処といえば、「趣味に打ち込む」「パーっと飲みに行く」などの気分転換をイメージしがちかもしれませんが、問題の解決を目指したり、気持ちを癒やしたりするものなど、多種多様なコーピングがあります(