2021年のデビュー作『元彼の遺言状』がベストセラーとなり、翌年出版した『競争の番人』と共に立て続けにドラマ化され、話題を呼んだ新川さん。最新作は『縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル』だ。 離婚専門の弁護士が、次々に舞い込んでくる「縁切り」にまつわるさまざまな相談を解決していく痛快リーガル小説。「同性婚など新たな社会課題が出てきている中、そもそも結婚って何だろうという問いを離婚という視点から考えて書いた小説です。離婚は非日常でありながらもすごく身近な修羅場。ですが決して暗い話にはなっていないので、一つのエンタメとして楽しんでいただけたらうれしいです」 16歳の頃から小説家を志していたが、進学先は法学部で、卒業後は法律事務所に就職。そこには新川さんならではの理由があった。 「目標に対して、具体的に何をすればいいのか策を考える性格なんです。小説家になることも雲をつかむような夢だとは
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