英ロンドン博物館がDNA鑑定を行った古代ローマ人の骨の一つ(2015年11月23日提供、撮影日不明)。(c)AFP/MUSEUM OF LONDON 【11月24日 AFP】古代ローマ時代、初期の英ロンドン(London)周辺に暮らしていた人々は、現在のロンドン住民らと同様、複数の民族を祖先に持っていたことが英ロンドン博物館(Museum of London)が行ったDNA鑑定で23日、明らかになった。調査は、ロンドン市内で見つかった人骨4体を対象に行われた。 4人のうち2人の骨は、英国の国外で生まれた人のものだった。ひとつは東欧と中近東地域につながりのある男性、もう一つは北アフリカ出身で青い目の10代の少女のものだった。 男性の頭蓋骨には外傷がみられた。このことは、男性は、市内の円形競技場で殺害された後、その頭部が競技場の穴に捨てられた可能性があることを示唆しているという。 他の2点の骨
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