東京・歌舞伎町の繁華街「新宿ゴールデン街」で3棟の木造建物を焼いた火災で、火元の可能性が高い木造2階建ての建物は出火当時、誰もいなかったことが13日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁四谷署と東京消防庁は同日、出火原因を調べるため実況見分した。 捜査関係者によると、火元とみられる建物の1階はバーで、2階は改装中の店舗だった。バーは開店前で、2階の店舗も作業が行われておらず、当時はいずれも無人だったという。 火災ではこの建物を含む計3棟、約300平方メートルが焼けた。うち1棟で飲食店を経営する60代女性が、煙を吸って軽傷を負った。