【10月25日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ■政府として国連報告書の修正・撤回を求める意味 先週に引き続き従軍慰安婦問題である。 というのも、先週の原稿を出した直後にまたまた驚くべき動きがあったからだ。 日本政府の正式なスポークスマンである菅義偉官房長官が16日の会見で、朝日新聞がいわゆる「吉田証言」に関する記事を取り消したことを受けて、国連の「クマラスワミ報告」の一部撤回を求めたことを明らかにしたのだ。 先週、私はこのコラムで慰安婦問題に関する自民党の「決議」と衆院予算委員会での山田宏議員(次世代の党)の質問を紹介した。いずれも朝日新聞が記事を取り消したことで慰安婦問題に関して、「性的虐待も否定された」「謝罪する対象がなくなった」などと主張する内容で、それはいくらなんでも言い過ぎではないかと書いた。 http://www.sakurafinancialnews.com/news