フランス北部で撮影された手術用の道具(2013年4月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【3月10日 AFP】これまで中国で激しい論争を招いてきた、刑執行後の死刑囚の臓器提供が今年初めから禁止された。しかし国外の医療関係者は、今後死刑囚らの臓器は「寄付」として新たに分類されるだけであろうとして警鐘を鳴らしている。 中国では臓器移植の需要は高いもののドナー(臓器提供者)が慢性的に不足しており、長期にわたり死刑囚の臓器提供に頼ってきた。 複数の報道によると、中国人体器官捐献与移植委員会(China Organ Donation Committee)の黄潔夫(Huang Jiefu)主任委員は北京(Beijing)での会合の際に、当局は今年初めから、死刑囚から摘出された臓器を使わないようすべての病院に通達していると強調した。 元衛生省次官でもある黄主任委員は10日