2014年は、国内外の経済ともに話題が豊富で目まぐるしい1年となった。 日本の株式市場は、アベノミクス相場とも呼べる上昇トレンドが継続した。4月に消費税率が引き上げられ、さらに12月にも消費税率が8%から10%へと引き上げられると思われていたが、2017年4月に先送りが決まった。これにより冷え込んでいた消費者マインドがさらに悪化するのは回避された。また、為替市場では年後半から円安ドル高が進行し、特に10月31日、日本銀行がサプライズで追加金融緩和策を発表してから急激な円安・株高が加速、 12月半ばには約7年4カ月ぶりの1ドル121円台をつけた。 世界経済をみると、米国が堅調に推移した一方で、欧州は低成長にあえぎ、中国は減速となった。11月末にOPECが原油産出量の減産見送りを決定後、原油価格の下落が加速した。特に、原油が主な輸出品でありGDPの半分近くを占めるロシアでは、通貨ルーブルが叩き
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