花巻東の千葉翔太のカット打法が準決勝で事実上禁止された。 対鳴門高戦では、ファウルで粘って5打席で、実に41球を相手投手に投げさせたが、その一部のカット打法が、「高校野球特別規則・17」に抵触すると判断された。これは高校野球の特別ルールで、「バントとはバットをスイングしないで内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある」とされている。千葉が、バットのグリップを空けたバントの構えからバスターエンドランのように持ち直してカットした打球の一部が、審判員にバントと判断されたようである。つまり、その場合は、スリーバントでアウトというわけで、事前に注意を受けた千葉は、この試合で、一切、カット打法を使わなかった。高野連は