Gartnerの2024年の同予測では、データセンターやパソコンを中心とする「Compute Electronics」分野のAI半導体が、47%に当たる334億米ドル(約5兆2000億円)を占めるという。車載向けが71億米ドル(約1兆1000億円)、ゲーム機やウエアラブルデバイスのような民生品が18億米ドル(約3000億円)と続く。 AI処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)を搭載する「AI PC」については、「2024年にパソコン総出荷台数の22%を占めるようになる」(同社)とする。さらに、「2026年末には購入される企業向けPCの100%がAI PCになる」(同社)と予測する。 大規模言語モデル(LLM)の処理では、現状GPUが使われることが多い。ただ、Gartnerは今後GPUを代替するAI処理専用チップ(AIアクセラレーター)の需要が高まると予測する。