3年ほど前に「Unixという考え方」という本を読んで感銘を受けたので、最近話題になってたUnix考古学も読んでみました。これは非常に面白く、早く先を読みたいと思う本でした。 1960年から1990年ぐらいまでのUnixの歴史が、数多くの参考文献やメモを掘り起こし、整理して、たまに著者の推測も入りながら書かれている本です。 当時の政治などの時代背景も書いてあるのが良いです。 Unixの初期はAT&Tが独占禁止法で通信分野以外の商売をしてはいけない状態で、AT&Tのベル研究所から研究成果としてUnixが出てきて、開発者の草の根活動なども手伝って普及していく過程、その後BSDなどに派生したり、AT&Tが解体されてUnixを商売として力を入れられるようになっていく過程、ARPAやDARPAによるインターネットの後押しなどなど、今の私たちを支えるUnixやインターネットがたどった道が詳細に書かれてい
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