民主党の岡田克也幹事長は2日朝、消費税率を「2010年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げる」とした社会保障と税の一体改革の政府・与党案について、「今年中に法案化し、国会で議論したい」と述べ、来年の通常国会への法案提出を目指し、早期に与野党協議を始めたいとの意向を明らかにした。テレビ東京の番組収録で語った。 【アンケート】消費税に拒否反応…20代女性の民主離れ進む 岡田氏は「(政府・与党案を)閣議決定したら交渉にならない。野党と合意したうえで閣議決定するのが本来だ」と指摘した。そのうえで、「話し合いは早くした方がいい。自民党も(昨夏の)参院選で10%を掲げており、あまり溝はない。実務者同士の話し合いから始めたらいい」と述べ、菅直人首相のもとで早期に与野党協議に入るべきだとの考えを示した。ただ、税率引き上げを問う衆院解散・総選挙は次期体制で行うべきだとした。 【関連記事】 ・不信任